第404話 【番外編】アマビエさん、注目されたい
「良かったですねえ。で、そちらは?」
「クタベと申します」
「別名、白沢さん」
「あなたが! お目にかかれて光栄です!」
センセイの頬に赤みがさした。アマビエさんが渋い顔をして小石を蹴っている。
「これ、うちのサークルの出版物です。クタベさんもこういう感じでグッズになりませんか?」
「あら、いいじゃない」
「ありがとうございます!」
本物から許可が出た。この前さんざん考えていたトリオ構図が無駄にならなくて、喜ばしい限りである。
「あなたがセンセイ? 今日お世話になるっていう」
「しますします」
「じゃ、これ。少しだけど」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます