第402話 【番外編】アマビエさん、訝しむ

 それはクタベさんも同様で、眉間に皺を寄せていた。


「私も書籍や映像はたしなみますが、その方面は不勉強で……」

「じゃあ、是非。最近のゲームはすごいですよ。映画の中に自分が入ったみたいな感覚を味わえますから」


 家にいながら、お出かけ気分。活動が制限された今の状況では、ベストな選択だ……と心の中で密かに言ってみる。


「ジャンルはアクション? RPG?」


 妹は僕と一緒にやっていたので、ゲームにも理解がある。


「いや、『そだて じんがいのしま』。この前新作出ただろ」

「うん。それは知ってるけど、あれ大人数じゃ無理じゃないの」

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