第351話 アマビエさん、自慢げ

 みんなが顔を青くしている中、アマビエさんは胸を張りながら薬局へ入ってきた。……もちろん、鳥も一緒に。


「皆、元気か」

「はあ……」

「こちらはヨゲンノトリだ。仲良くな」

「ヨゲンノトリです! よろしくお願いします!」


 双頭の白い方が喋った。


「アマビエさんの……お友達なんですか」

「んなわけねーだろ、アホか」


 黒い頭が毒を吐く。


「ああ、ごめんなさい。私は、管理栄養士です。アマビエさんの健康管理を担当しています」

「ごめん、色々と情報が多すぎる」



【薬局あるある】一気に話をされると、頭がついていかない……こともある。

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