第302話 【番外編】アマビエさん、やはり和風好き
てっきり実業家らしいタワーマンション住みかと思ったのに、見えているのは純和風の平屋だった。敷地面積が広いため、巨大なバス型車が止まっても「まあこんなもんか」で済ませられる。
「本当に、ここに住んでるんですか」
「数年前からね」
社長はそう言って、広い日本庭園を案内してくれた。個人の所有物なのに、以前見た温泉の庭園よりはるかに広い。
「ポーズ」
アマビエさんは枝ぶりのいい木の前にくると、写真を要求する。すっかり習慣になってしまったようだ。
「あ、季節の花とアマビエさんいいですね。次回作の参考にします」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます