第251話 アマビエさん、豪快な支援
「社長」
僕も、血の気がひいた。
「処方箋ですか」
「いいや、僕は健康体だよ。なんか、アマビエから大変そうだって聞いたから」
「実際大変です」
僕は、元気を失った二人を指さして事情を説明する。
「……なるほどねえ。人を雇うってのは、一番難しいんだよ。だから、二人とも気にすることないって」
「そうですか? こちらが至らないのでは……」
肩を落とす薬局長に向かって、社長は白い歯を見せる。
「あのねえ。ホントに駄目な管理職は、そういう反省しねえの。気にしてるうちは大丈夫だよ」
【薬局あるある】自覚がなくなった時が、一番危ない。
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