第197話 【番外編】アマビエさん、わくわく

 流石プロ、衝撃から立ち直った。人数分の水を、素早く運んできてくれる。


「日帰り温泉はご利用になられましたか?」

「はい、全員」

「それでしたら、無料でドリンク一杯おつけしております。最初にお伺いしますね」

「カルピスがいい」

「我も」

「無料ではないでしょ」

「カルピスソーダならございますが」

「太っ腹……」


 他にも色々あり、アルコールまで選べる。無料なのに、豪華だ。


「じゃあ、私は梅ソーダ」

「いいね! 私もそれにする」

「……私は、なた豆茶」


 センセイのセンスは、やはり独特だ。しかし女子は、なぜ梅酒があんなに好きなのだろう。

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