第177話 【番外編】アマビエさん、施設に入る

 庭園も満喫したので、そろそろ建物に入ることにする。エントランスをくぐるとまず靴を預ける下駄箱があり、その先に受け付けがあった。


 予約は済ませてあった。大人一人、入館料とミネラルウォーター、フェイスマスクつきで三千円なり。食事代は別である。


 アマビエさんとアマビコさんも自分で支払いをした。その金はどこから出ているのか、いつか聞いてみたい。


「岩盤浴は?」

「余裕があったらすれば。まずは大浴場でしょ」


 僕たちはロッカールームへ向かう。男女別れており、入り口で別れた。人外たちは着替えもクソもないため、外で待っている。

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