第148話 アマビエさん、清潔好き
「それは困ったな」
「細かいところまで外して洗えないと、前のが残ったりしますし」
汚染の危険がある以上、速くても使うわけにはいかない。
「乳鉢なら丸洗いできますからね」
「衛生的だ」
「洗え洗え、病原菌もそれで落ちる」
人外たちは満足そうだ。
「さて、分包します」
僕は無事に作業を終え、薬局長に監査を任せた。
「薬によっては潰せないものもあるのか?」
「そうですよ。一包化より、条件が厳しいですね。光・湿気に弱いものは当然ダメですし……」
僕はある錠剤を手に取った。
【薬局あるある】粉砕できるか? だけをまとめた本がある。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます