第146話 アマビエさん、ツンデレ
「錠剤には、苦味や刺激を和らげるためにコーティングしているものがあります」
潰すと、その防壁はあっけなく壊れてしまう。浮き上がった成分を吸い込むと、混じりっけ無しの味や匂いが体験できるというわけだ。
「油断した……離れていよう」
「仕方無い奴め」
しっかりマスクをしているアマビエさんが笑う。
「耳がないのは俺のせいじゃない!」
「ならこうすれば良い」
アマビエさんは髪からバンダナを出し、アマビコさんの顔を覆った。
「貴様……」
「これでアマビエの方が優れていると分かったろう」
【薬局あるある】飛沫対策にマスクは欠かせない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます