第136話 アマビエさん、同情する

「それはあまりよくないことなのだな」

「少なくとも二人はいないと、僕は心細いです。自信が無いので」

「ベテランならできる場合もあるけど、避けた方がいいね。でも、シフトの都合上仕方無くそうなってるところも多いと思うよ」


 できるなら、潤沢に人員を用意したい。しかし経営が厳しかったり、人が集まらなかったり、急に退職されたり……という様々な理由で、一人薬剤師が生じることはままある。


「それなら、あまりきつくは言わないでおこう。確認しなかった我にも落ち度はあるしな」

「すみません」


【薬局あるある】理想と現実のギャップ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る