第137話 アマビエさん、戻る
僕がやらかしたわけではないのだが、薬局長と一緒に頭を下げた。
「さて、戻るか。あまり遅くなると、あちらが閉まってしまうからな」
アマビエさんは急いで出て行った。それを見て、薬局長がため息をつく。
「ミスをどう減らすかは、永遠の課題だねえ。アマビエさんみたいに自由に動けて、気付いてくれる人ばかりでもないし」
「私は打ち間違えても、お金や書類で済みますけどね……薬は怖いです」
事務の子が肩をすくめる。
「何か対策ってあるんですか」
「有名なのは、声に出してみることかな」
【薬局あるある】各薬局、過誤の場合は後悔しつつ平謝り。
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