第123話 【番外編】アマビエさん、煽る

「分かったか、俺の意識の高さが」

「毎日通っているのか?」

「ああ」

「毎日でその程度か。鍛錬の仕方が下手なんだな」


 アマビエさん、煽らせたら天才的である。


「……面白い。今日はお前との格の違いを見せてやるよ」

「別にいらん」

「断っても勝手についていくからな!」


 あっ、これ面倒くさい流れだ。そう分かっても、人類に止めることはできなかった。


「五分経ったね。終わりにして、ストレッチしよう」

「すとれっち?」

「硬くなった体をほぐす運動のことだ! 怪我を減らすためには欠かせんぞハハハ」


 アマビコさん、思ったより親切である。

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