第120話 【番外編】アマビエさん、ストレッチ
「行くぞ」
三本足を器用にぱたぱた動かしながら、アマビエさんは階段を降りていった。
「ここは五階が受け付け、四階がジム、三階がプールになってるんだよ」
「すごいな」
休日だというのに、十数人の人が熱心に汗を流している。性別も年齢も様々だ。時々マシン付近から「ふん!」という不気味な唸り声が聞こえてくるが。
「あれは」
「慣れてください。マッチョにとってはアレが通常運行です」
そういうものらしい。
「どうやって鍛える?」
「いきなり動いたら怪我しますよ。最初は慣らしです」
センセイはそう言って、ランニングマシンを指さした。
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