第97話 アマビエさん、スマホ持ち
「すまーとほんを持っているからな」
アマビエさん、髪の毛から生のスマホを取り出した。その頭の仕組みはどうなってるんだろ。
「……壊れませんか?」
「防水仕様が完璧である」
「まあ、深くつっこんでも無駄でしょうけど」
「やり方を教えろ」
「いいですけど、うちはアプリやってませんよ。しがない中小ですから」
アマビエさんが嫌そうな顔になった。
「私持ってるから、やり方だけ教えましょうか?」
「頼む」
事務の子がスマホを持ってきた。僕も後学のために、画面を覗きこむ。
【薬局あるある】対応したいと思うが、なかなかITについていけない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます