第89話 【番外編】アマビエさん、気分がいい
「かっ」
「可愛い-!!」
女子二人、胸の前で手を組み同時に叫ぶ。
「かわいいかなあ?」
「ヤクザ、覚えてろよ」
ひとり冷めたリアクションをしたら、あっという間に孤立した。
「ごめんねアマビエさん、うちのお兄ちゃんは美術『2』だからさあ」
「こんな造形の生き物がいるなんて、奇跡ですよ奇跡」
「よくわかっている女子たちだ」
満足するアマビエさんだったが、さらにご褒美が待っている。
「スケブ一冊しかないんですよ……もっと持ってくればよかった」
「すけぶ?」
「アマビエさんを、是非描かせてほしいんです」
「なんと!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます