第45話 アマビエさん、節約する
「あれ、アマビエさん。ずいぶん中途半端な日数ですね」
内容は同じだが、日数が四十六日となっている。同じ曜日、同じ医師にかかる患者がほとんどのため、処方日数は七の倍になるのが普通だ。数がずれていると、薬剤師は気になる。
「今日は余っている薬がある」
「なるほど」
医療費抑制のため、国は残薬──飲み残しの薬を出さないことを目標としている。その手伝いを課せられているのが、薬局薬剤師というわけだ。
アマビエさんにもその話をしたことがある。覚えていてくれたのだ。
【薬局あるある】残薬は珍しくないため、気軽に申し出てください。
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