第44話 アマビエさん、改心する

「そうですか。それならヒアレインかな、ジクアスかな……」

「『ひあれいん』というやつをもらっている」

「なら大丈夫ですね。次から、手帳にも貼ってください」


 アマビエさんはうなずいた。


「それにしても、パソコンなんか見ないでしょうに。どうしてドライアイなのかな」

「ネットなら見ている」


 確かに、僕への呼び方といい情報はどこかで得ているようだ。


「……一体、どこで?」


 アマビエさんは不敵に笑って、何も言わずに帰っていった。


【薬局あるある】エアコンの乾燥、モニター注視などでドライアイの患者は増えています。困ったら相談。

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