第17話 アマビエさん、見直す
「確かに機械は便利だけどね。任せっきりにはできないですよ」
固まった僕の心を、薬局長が救ってくれる。
「最初の入力が間違ってたら、全部そのまま出てくる。融通がきかないから」
「ゆるくやれないのか」
「はい。それに、薬が違うところに入ってしまったり、壊れてしまうこともある。機械はあくまで有能なサポーター、盲信は危険です」
「信じる者は足を掬われる」
「民間信仰をすすめるアマビエさんが言うことですか?」
ぬめぬめしたボディで抱きつかれ、僕は白衣を一枚無駄にした。
【薬局あるある】機械を使っても、最終チェックは人頼み。
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