56日目 BGF編28 最悪の結末
柄本会長のふざけた一方的な煽りに唆されて闘心を燃やした椿。椿は今まで以上に興奮している。
そして、それを高みから見下ろす性格の悪い柄本会長。
二人はこのゲームを続ける。このゲームで椿が負ければ、草ww破滅部は解散となってしまう。
椿はh3にいるミノタウロスをg5に置き、g5Mにした。
柄本会長はg7ゴブリンを一マス進めて、g6ゴブリンにした。
椿はe5Cを動かした。柄本会長のa5ゴブリンを取り、a5にケルベロスを置く。a5Cだ。
〈柄本会長〉やるなあ
柄本会長はa8C、つまりケルベロスを動かし椿のケルベロスをとった。a5Cだ。
椿は、g5のミノタウロスを動かした。柄本会長のf7ゴブリンを取り、ミノタウロスをf7に置いた。今、椿の戦略はミノタウロスで、キングをチェックメイトを考えた。すると、柄本会長の攻撃が始まる。
まず柄本会長はf7にいる椿のミノタウロスを取り、f7にケルベロスを置いた、今柄本会長のケルベロスはf7Cだ。
椿をどんどん追い込んでいく。
それに、焦る椿。
〈椿〉くそ!これでどうだ
と、椿はf2ゴブリンをそのまま2マス進めた。
〈柄本会長〉おお、そうだな?
柄本会長はf7のゴーレムをa3に置いた。a3Gだ。
〈椿〉な!あんた、まさか、いや!なにする気だ?
〈柄本会長〉さあな?お前の番だぞ
椿はb1ミノタウロスをc3Mにした。
すると、柄本会長はa5ケルベロスをa4Cにした。その時前にいた椿のa4ゴブリンをとった。
椿はc3ミノタウロスをd5においた。d5Mだ。
柄本会長はf7ケルベロスをf4に置き、椿のゴブリンを取った。柄本会長のケルベロスはf4Cだ。
椿はc3ミノタウロスをe7の置いた。
と、そこに柄本会長がa3ゴーレムをe7に置いた。そして、椿のミノタウロスを取った。今、e7Gだ。
すると、椿はe2ゴブリンをe4に置く。
〈一星〉あ!あのバカ!それはだめだ!
柄本会長はf4ケルベロスをe4Cにした。椿のゴブリンをとった。
〈一星〉ほら!言わんこっちゃない...
〈要〉ようわからんけど、やばそうやな?
〈椿〉しまった!
と、椿は慌ててf1ゴーレムをキングの前においた。e2Gだ。すると、すかさずそのゴーレムをとった。
そこで、椿は汗を垂らした。そして、生唾を飲みこみ。口をガタガタ震えながら、d1シヴでe2ケルベロスをとった。d2Wだ。
柄本会長は、h6ミノタウロスをf5Mにした。
椿はe2Wをf2Wに。
柄本会長は、f5Mをd4Mに。
椿はh1ケルベロスをf1Cに。
柄本会長は、a4Cをa1Cに。
椿はc2ゴブリンをc3ゴブリンにした。
柄本会長は、a1Cをc1に置き、椿のゴーレムを取り、その瞬間、柄本会長はこう言った。「チェックメイト」と。
そう、もう椿がキングを守ることができなくなってしまった。
柄本会長はどこか、悲しいそうな目で椿を見ながら立ち背を向け立ち去ろうとした瞬間、「身仕度しとけよ、じゃあな」と言った。静かにその場から陽炎のように消えていった。
椿はなにも言い返せず、座り込んだまま動けなかった。
椿はショックが大きいため、なにも考えることが出来なかった。
本当に柄本会長にズタズタにされてしまった。
椿が一番、辛いだろう。色んなものを背負って受けた勝負に足も手もでなかった。心がゆらゆらしながら戦っていたのだろう。
草ww破滅部メンバーも落ち込んだまま、なにも言うことはなかった。
椿も座ったまま、動けなくなってしまった。BGFは虚しい形で終わった。
こんな、結末があるのだろうか。
ー 56 BGF編28 最悪の結末 ー おわり
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