46日目 BGF編18 脱力感女

4開戦の敗者復活戦では、勝ったのはウロボロスチームの田代さんだった。


〈スカイラー〉うわあああっ!本当に田代さんや!ほんまかいな!


〈椿〉なぜ、急な大阪弁?


慌てて叫んでいるスカイラーに一星が助言をした。


〈一星〉スカイラー!そんな時は手に大って書いて飲み込むと楽になるらしいぞ!


〈スカイラー〉え?本当?


すると、スカイラーは手に「大」と書いて飲み込んだ。


〈要〉それって、緊張してるときに飲み込むやつやろ?今のスカイラーの気持ち的にちがうのでは?


〈一星〉え?そうなの?


要と一星はスカイラーの方を見た。


〈スカイラー〉あっ!本当だ!どこかすっきりした!


と、スカイラーは気持ちよさそうな顔を見せていた。


〈要〉すっきりした?やって?大飲み込んで緊張がおさまったならわかるけど、すっきりしたってなに?


〈一星〉さあ?すっきりしたんだろ?やかったやん


〈スカイラー〉ありがとう!一星くん!


〈一星〉お、おう!がんばれな


〈石沢実況〉さあ!敗者復活戦がおわりご飯も済ませた!なら次は敗者復活戦で勝ち取ったウロボロスチームの田代さんvs草ww破滅部チームのスカイラーさんだ!!


〈椿〉なんだって!?最悪なことがおきたな?


〈要〉最悪?なんで?


〈椿〉いや、スカイラーにとって最悪なこと


〈要〉あー


〈スカイラー〉ま、まじで??


〈田代〉ふふふ、やっとここまでこれたわ!さあ、一緒にあの舞台に上がろうかしら?スカイラーちゃあん?


〈スカイラー〉うっ!


スカイラーは田代にそう言われ背筋をぞくぞくっと震わせた。


〈椿〉大丈夫だって、スカイラ...


椿がそんなスカイラーを見て話しかけてきた。すると、スカイラーはヤバい状態に。


〈スカイラー〉大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大!!!!


スカイラーはガチで怖い目で見開いて、素早く手に大を書いてのんでいた。まるで災いのあるなにか悪魔的なやつが入ってるかのように行動していた。よほど、緊張...いや絶望?的になっているようだ。


〈椿〉うわ...こわ


〈要〉あかん、悪魔が乗り移ってるようや


そうして間に石沢実況に呼ばれた。


〈石沢実況〉さて!お二人さん!もうすぐ始めますので、来てください!


そういうと、田代とスカイラーはテーブルまで行き、椅子に座った。


〈石沢実況〉さあ!お待たせしました!ウロボロスチームの田代さんvs草ww破滅部チームのスカイラーさんの勝負!これに勝ち、次の相手の生徒会チームに勝てばこのゲームを制した本当の勝者となります!では!はじめ!


〈スカイラー〉憂うつだわ


〈田代〉やったあ(やっほー!いえい!いえい!ここで勝ってスカイラーちゃんと正式に付き合って...あんなことやこんなことを...うふふふ)


田代さんはそんなことを考え、にやついていた。


〈椿〉あいつ、きもいな


〈道久〉あ、そうか、田代さんはスカイラーのことがほしいみたいですね


〈要〉なおさらきもいな


〈椿〉スカイラーのやつ凄い顔でだな?あれ?どういう顔だよ?


〈要〉うーん、脱力感顔?


〈椿〉あ~なるほど


〈一星〉そんなに嫌なんやな


〈道久〉たしかに、いつもくっついてきたり、キスしようとしたり、結構やり手ですからね


〈椿〉まじかよ!


〈一星〉おい!始まるぞ!


〈椿〉お、おう!


椿たちはスカイラーの勝負に目を向けた。


〈石沢実況〉さあ!どうちらが勝つのか!?


〈田代〉しょうがないわね。私からサイコロふるわ


田代はサイコロをふった。出た目は、2だった。


〈田代〉うわ


次に脱力ハーフ女がサイコロをふった。出た目は4だった。


〈スカイラー〉これは!もう!死ねって意味だわ!きっと!


〈椿〉お!落ち着け!偶然4になっただけだ!多分


〈要〉おいおい、こいつ今多分って言ったで?


〈椿〉とりあえず、がんばれ!


椿たちは応援した。


ウロボロスチームの変態田代さんvs草ww破滅部チームの究極脱力感女スカイラーの勝負が始まった!

この勝負はどちらが勝つのか?スカイラーはこんな感じで勝てるのか?


ー 46 BGF編18 脱力感女 ー おわり

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る