37日目 BGF編9 潜める二人

シューティングソウルの真っ最中、盛り上がると同時にモニターを見ていた椿たちや生徒会チームたち。

一星は、国分先生に苦戦していた。今は3階。階段登って、右奥にある2-Aの教室の扉の裏で一星は様子を伺っていた。ちなみにその手前の教室が2-B、階段の左手前に2-C近くで、国分先生は一星を狙っている。


〈石沢実況〉さあさあ!どちらがさきに4階に登るんだ!!見物です!一番遠くにいる一星くんか、それとも、階段近くにいる国分先生か、そして...あっっと!

ここで、一星くんが動いた!どうよら、強行突破に挑んだぞ!!


〈一星〉一か八か!強行突破!


と、素早く、階段のところまで全力で走った。


すると、国分先生はすかさず撃ってくる。が、素早く動きと、腰を低くしていたため、当たらなかった。

そして、階段付近で二人が鉢合わせになった。両方とも銃をむけている。

その直後国分先生の後ろから走る音がしてきた。

そして、国分先生を狙って撃ってきた。そう、国分先生と一星ともう一人隠れていた人間がいた。スピードボール部チームの下地くんだった。

下地くんは撃ちながら国分先生に向かってきた。国分先生は下地くんのほうへ体を向け銃を撃った。そして、その瞬間、一星はその一瞬を狙い、4階への階段に登った。すると、その直後国分先生は振り返り、一星くんに銃の玉を撃った。一星には、命中。3点のうち2点、撃たれた。

国分先生は、下地くんの攻撃で4点から2点に減った。

一星は間一髪、上に登ることができた。一星は直ぐさま、階段から左中間にある3-Bの教室に隠れた。

下地くんは国分先生の攻撃で全部撃たれ負けてしまった。国分先生は慌てて、上へと登った。そして、3-A。つまり左の3-B教室の手前の教室に隠れた。3-Bには一星くんがいる。3-Aには国分先生がいる。下地は負けて、これで本当に2人の戦いが始まった。


3-B教室内・一星側


〈一星〉はあはあはあっ....きついな。剣道でつけて、体力あるほうだと思ってたのに、想像以上にきつい。ヤバいなこっからどうする?あと5階いって、屋上か。なんとしてでも、屋上いかないとどうする?

正直、国分先生がここまで出来るとは知らなかった。これも、予想外だ。どう、切り抜けるか?なにか手はないか?直接対決で先生の2つ的狙うか?それとも気にせず、屋上まで行って、フラッグとるか?

だが、さっきは下地くんのおかげで助かった。あいつが先生の気をひかなければ、あそこで終わってた。先生は強敵だな


一星は悩んだ。その末、一星は出てきた。


3-A教室内・国分先生側


〈国分先生〉さーて、どうしようか?おびきだすか、! 出てきやがった!


すると、国分先生もで出来た。二人とも撃ち合いになった。だが、二人共当たっていたない。そして、一星は5階に上がった。もう少しだ。


〈椿〉やった!!もう少しだ!あと屋上のフラッグをとるだけ!


すると、一星の後ろから国分先生が撃ってきた。

一星はとっさに物理教室に入った。ものが溢れかえっていて、見つかりにくい場所。ふたりはそこにいた。


〈一星〉くそ!!どうすれば!とっさに入ったけど、逆方向じゃねえか!?


そう、一星と国分先生のいる物理教室は屋上に行く階段の左奥端、一番遠くにいた。


ふたりは息を潜め、考えていた。次をどうするかを。


果たして屋上のフラッグを採るのは、一星か?国分先生か?どちらだ!?


ー 37 BGF編9 潜める二人 ー おわり

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