DRAMA 5.  映画企画「フランス革命」

フランス革命


旧制度:アンシャン=レジーム

身分制度の中、社会制度に対する不満が高まっていた。

王が神であるとする王権神授説の下、

ルイ16世がフランスを統治していた。

ルイ16世の妃には、フランスの隣国オーストリアの名門ハプスブルク家のマリア=テレジアの娘のマリーアントワネットが迎えられ、王室は、フランス国民の貧しい暮らしとは対照的に、贅沢な暮らしをしていると言われた。

(主たる主人公1)ルソー:1712~78

(主たる主人公2)ナポレオン¬=ボナパルト1769~1821

コルシカ生まれ


それから、



ルソー著

『人間不平等起源論』1755(約40歳)

ルソーは、コルシカを訪れた経験から、コルシカに興味を持ち、このコルシカが、フランスを驚かすことをするに違いないと考えていた。そして、『人間不平等起源論』に、こう記述した。

  「いつか、コルシカがフランスを驚かすような気がする」と記述する

   ルソーは、“フランスを驚かす”コルシカの“何か”に、期待した。

その“何か”が、何なのかはルソーもわからなかったが、ルソーは、その“何か”を強く求めた。「きっと、フランスの時代が動かすことに、つながるに違いない」とルソーは、コルシカの自然に囲まれて、そう、感じていた。


『社会契約論』1762(約50歳) 

国民主権の原則:フランス革命に影響を与える



ルソーの晩年、ルソーは上記の2書を書いた後、ナポレオンが幼少の頃(約5歳頃)にコルシカで会う

コルシカで海を見つめて座っていたナポレオンに、ルソーは興味を持ち、ルソーとナポレオンは、海を見つめて、話をする。その話から、


ルソー:「見つけた。新しい時代を創る可能性を持つ子供に…」

と、ルソーは、つぶやく。

「君のことが書いてあるんだ。君へのメッセージが書いてある。読んでくれ」と、

ルソーは、『人間不平等起源論』『社会契約論』を、自分が書いた本だと幼少のナポレオンに提示する。

ナポレオンは、ルソーと別れて、何年かしてから、ルソーが、なくなったことを知り、それが契機で、ルソーからもらった本を読んだ。(10歳頃)、

『人間不平等起源論』の「いつか、コルシカがフランスを驚かすような気がする」と記述に、驚く。

「俺が、何とかしなければ…。フランスを驚かす人間にならなければ…」と、ナポレオンは強く思うようになる。


―このコルシカ生まれの男、ナポレオンが、のちに、多くの犠牲を礎にしたフランス革命に、1度、終止符を打つこととなるのであったー


アンシャンレジーム下、ルソーの思想を記した『人間不平等起源論』、国民主権を説いた『社会契約論』が、フランス国民の思いに火をつけた。




 そして、ルソーの死後、約10年後の1789年に、ルソーの影響を強く受けたフランスで、シェイスの『第三身分とは何か』により、フランス革命が始まったのである。

“コルシカが、フランスを驚かすような気がする”


と、ルソーの『人間不平等起源論』の何気なく本文中に書かれた箇所に、フランス国民の中には、“何か”の、期待と謎と想いを描くものもいた。



 ルイ16世の治世、第3身分の貧しい暮らし

身分制度の中、社会制度に対する不満が高まっていた。

王が神であるとする王権神授説の下、

ルイ16世がフランスを統治していた。

ルイ16世の妃には、フランスの隣国オーストリアの名門ハプスブルク家のマリア=テレジアの娘のマリーアントワネットが迎えられ、王室は、フランス国民の貧しい暮らしとは対照的に、贅沢な暮らしをしていると言われた。



 ラファイエット:アメリカ独立革命に参加し、フランスに帰国

 フランスに議会が必要と、議会の必要性を主張する


1.アンシャン=レジーム下(ブルボン朝の絶対王政)

 ルソーとナポレオンの出会い

身分制度の中、社会制度に対する不満が高まっていた。

王が神であるとする王権神授説の下


2.国民議会の発足:絶対王政

球戯場の誓い (ラファイエットらが参加)

バスティーユ牢獄の襲撃

人権宣言

バレンヌ逃亡事件


3.議会の発足:立憲君主制

8月10日事件


4.国民公会の発足:第1共和政

 ルイ16世処刑

 ロベスピエールの恐怖政治

 テルミドール9日のクーデター

 ブリュメール18日のクーデター


5.ナポレオン1世の第1帝政

 ナポレオンの対外躍進

            ドイツに幽閉されていたラファイエットが、ロシア遠征に行こうとするナポレオンの前に立ちふさがり、イギリス製の服を着ることを進める

             ナポレオンは、ラファイエットの勧めを断りロシアへ向かう


ナポレオンへの反抗:雪の1812年

ライプチヒの戦い:諸国民戦争

 ワーテルローの戦い

 

6.:ナポレオン没後のフランス

そして、多くの犠牲を生み、混迷を極めたフランス革命は、ルソーの著書をルソーからもらって読んだコルシカ生まれのナポレオン=ボナパルトによって、1度、終止符が打たれることとなるのである。



ナポレオンの没後、

再度の革命の機運が高まる

7月革命、2月革命へとつながってゆく


7月革命を象徴的に、『民衆を率いる自由の女神』の絵が、シャンゼリゼ通りで、お披露目される。

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