クライマックスフェイズ(シーン9)

≪クライマックスフェイズ≫

〇シーン9:ガラスの竜と勇者様

◆解説1

病院から出てきたPC①と少女が会話し、『シックス』の元へと向かうシーン。

▼描写1

老医者に礼を言い、院長室を後にする。

相変わらずの日差しとそよ風に迎え入れられると、少し焦った様子の少女が横から話しかけてきた。

▼台詞:記憶の中の少女

「PC①!ごめんね、かえってきてすぐ……」

(どうしたのか、と問う)「たぶん、またこのちかくに『シックス』がでてる」

「だから、その、PC①にめいわくなのはわかってるけど……」

「おねがい、いっしょにきて」

(はい)「……! よし、行こう!」

◆解説2

出現し暴れる『シックス』を鎮圧するシーン。

『シックス』はEロイス【虚実崩壊】【悪意の伝染】を使用し、シーンを嵐が吹き荒れる塔の風景へと変化させる。

衝動判定の後、エネミー「シックス:ドラゴン」1体、「シックス:レオン」1体と戦闘になる。このエネミーの正体は従者であるため、倒されると即座に消滅する。

なお、クライマックスフェイズにおける「シックス:レオン」の侵蝕率は120%である。ダイスボーナスと≪イベイジョン≫の固定値に注意すること。

配置はPC①とエネミー全体でそれぞれのエンゲージ、彼我の距離は10mである。少女は戦闘から除外され、あらゆる効果の対象にならない。しかし、PC①は規定のNPC効果を戦闘中に使用する事ができる。


▼NPC効果:記憶の中の少女

≪盲目の羊≫Lv2

タイミング:オートアクション

効果:対象が判定を行う直前に使用する。その判定のダイスを-3個する。この効果は1ラウンドに1回、シナリオ中2回使用できる。

≪力の霊水≫Lv2

タイミング:オートアクション

効果:対象が行うダメージロールの直前に使用する。そのダメージを+2Dする。この効果は1ラウンドに1回、シナリオ中1回使用できる。


▼描写2

少女に導かれ、キミ達が訪れたのは公園のような場所。

≪ワーディング≫の強い嫌悪感で満たされた其処には、当然人など存在しない。あるのはただ、異常なまでに吹き荒れる暴風と——その中央に座す、ガラスのような輝きの翼竜のみだ。

▼台詞:記憶の中の少女

「アレは……」

「PC①みたいにたたかえるわけじゃないけど、わたしもがんばるから」

「アレを止めよう!」

▼台詞:『シックス』

「……Grrrr」(PC①を見据え、機を窺っている)

「……GAAAAAAAArrrrrrr!!!」(Eロイス使用。周囲の風景を書き換え、襲い掛かってくる)

◆結末

戦闘が終了すると、嵐の風景は収まり元の公園へと戻る。シーンを終了すること。

バックトラックの後、エンディングへと進む。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る