情報収集とトリガーイベント(シーン6)

≪情報収集シーン≫

情報収集では、以下の3つについて調べる事ができる。

一つのシーンで2回まで情報収集を行う事ができ、同じ項目に2回挑戦することも可能。シーンを終えても項目が残っている場合、再び登場処理を行って情報収集をさせること。

「◆小学校の友人」については、「◆記憶の中の少女」「◆『シックス』」を全て開示することで挑戦可能になる。

また、「〇シーン6」を終了している場合、少女の手助けにより全ての情報収集判定に+2の補正が得られる。GMは先に此方のシーンを行うよう、「〇シーン5」での都築京香の台詞やアナウンスなどで誘導してもいいだろう。


◆記憶の中の少女

<意志>6

彼女本人については思い出せない。しかし、彼女に似た人物が頭をよぎる。

記憶の中の幼い姿は、確か……

<意志>8

何かが繋がる音がして、それを思い出せた。

あの少女に似た人。小学校の時、毎日のように遊んでいた友達。

彼女は確かに、あの少女に似ている。


◆『シックス』

<知識:マンガ>6

既存のマンガや作品には、(少なくとも知っている限り)そのような存在は登場していない。

でも、昔何かで読んだ気がする。それは何だったか……

<知識:マンガ>8

何かが繋がる音がして、それを思い出せた。

あの獅子は、幼い時に読んだ手書きのマンガに登場していた。その著者は、昔よく遊んでいた誰かではなかったか。


◆小学校の友人

<情報:噂話><意志>9

アルバムを根気強く探す、或いは小学校の友人に聞き、ようやく思い出せた。

小学校の時に遊んでいた少女。彼女の名前は「三澄 天(みすみ・そら)」。

身体が弱く、学校にもあまり来れていなかった天は、入院のために田舎町に引っ越してしまった。

三澄天の引っ越し先の町と、入院していた診療所が分かる。



■トリガーイベント

トリガーイベントは、ある行動を起こすことで発生するイベントである。

〇シーン6:ノイズの涙とお姫様

条件:PC①が「記憶の中の少女」を追いかけた。

◆解説

PC①が少女を発見するシーン。

▼描写

昔の事を、ふと思い出す。

子供というのは活力にあふれ、思いもよらない行動をするものだ。一日中遊びまわった自分達を、親は、先生は、大人は疲れ果てるまで探してはいなかったか。

そんな都合など知らないのは同じなようで、探していた姿を見つけるまでに随分と掛かってしまった。

河川敷の下に小さく座り込んだ少女は、驚いた顔で此方を見ている。

▼台詞:記憶の中の少女

「なんで、きたの……?」

「わたしがいると、PC①があぶないんだよ? わたしのせいで、PC①を、あなたをまきこんじゃって……」

(返事をする)「だって、わたしは、わたしのこともわからないのに」

「いっしょにいても、めいわくなだけなのに……!」

(一緒に思い出そう、という)「……ほんとうに。 ほんとうに、いっしょにおもいだしてくれるの……?」

(はい)「……ぅ、ぁ、ありがとう、ごめんなさい……!」(その場にへたり込み、泣き崩れる)

◆結末

見た目相応の子供のように泣きじゃくって、気づけば疲れて寝てしまったようだ。

シーンを終了すること。情報項目が残っている場合は情報収集シーンへと戻り、全て終了したらシーン7へと進むこと。

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