第一章:殺意の萌芽
そう言ってにこりと微笑むと、光野は静かに絵夢の前に歩み出てきた。
「こんにちは。
手品師ということは、この女性がライヴの前座をやるということか。
マジマジと顔を見つめるも、やはり過去にテレビ等で見た記憶はない。
「どうかしました?」
じっと見つめていたために、光野が怪訝そうに眉根を寄せる。
「ああ、いえ。なんでもありません」
貴女の手品を見たことがありません、とは言えない。
レイニーや草本 勝希に対してもそうだが、絵夢自身どうしてもこういうテレビや芸能関係のジャンルには疎いとあらためて実感させられてしまう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます