第一章:殺意の萌芽
「うん、まぁ、ちょっと話をした程度の仲かな。ていうか、影宮さん久しぶりだね。前回レイニーのイベントで共演したとき以来だから……半年ぶりくらい?」
「そうですね。ご無沙汰していました」
どうやら、この二人にも接点があったらしい。
今の草本の口ぶりからすると、レイニーとは過去に何度か共に仕事をしているのかもしれない。
となれば、レイニーのライヴやイベントにはほとんど欠かすことなく参加している影宮と顔馴染みになっていたとしてもなんら不思議はないだろう。
(でも、レイニーが注目されはじめたのは比較的最近だったはず)
となると、この二人が今までに顔を合わせる機会はどんなに多くてもせいぜい三、四回くらいだったと予想できる。
「相変わらずおしとやかだね。優衣ちゃんと何となく性格似てるし、二人で組んでデビューしたらきっとブレイクすると思うよ?」
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