5.2話 ユニークスキル <あやつり人形> 続
スキル欄には新しく“あやつり人形 Lv. 1“ というスキルが足されている。ん、ユニークスキル?なんだそれ。クエスチョンマークが僕の頭の中を駆け巡り始めた。
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四葉 柊 男性
16歳
職業=勇者(闇)
Lv.1
体力: 1500/1500 (+2500)
魔力: 2356/2356
素早さ: 5472 (+2500)
攻撃: 895 (+2500)
防御: 128
スキル&魔法 全9種
幸運 Lv. Max
隠密 Lv. Max
鷹の目 Lv. Max
魔法強化 Lv. Max
気配察知 Lv. Max
Reincarnation Lv. 1
風刃•闇 Lv. 1
あやつり人形 Lv.1
転移神の恩恵
(転移する前の職業に応じてステータスが驚異的に上昇する& 高確率で相手が使用したスキルや魔法を覚える事が可能)
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その時、僕はある事に疑問を覚えた。これってひとつひとつのスキルの説明を見えるようには出来ないのかな?
そう思った時、僕の頭の中にどこからか声が響いてきた。めちゃめちゃ大音量でね!! 絶対後ろから女神にビーム撃たれるよ。それはこう繰り返していた。
(スキル 調査の獲得条件をクリアしました、スキル 調査 Lv.1を獲得しますか?)
『んー痛い、頭がキーンとする。うるさい。でも新しいスキル?獲得条件をクリア?まあ、スキルが増えるんだったらいいかな。という事で喜んでそのスキル 調査を獲得します!』
その時、僕の頭の中に突如スキル あやつり人形の効果が流れ込んできた、多分スキルを手に入れたからだろう。
«あやつり人形»
部類: ユニークスキル
効果: 少しの間、対象の身体をあやつる事が出来るが対象の身体の構造を変える事は不可能。また、対象は視認しなければならない
魔力の消費量: 不明
クラス: 不明
『うわー「調査」本当に便利なスキルだね(笑)...ってちょ、ちょい待て。対象の身体を操れるのか?一定期間のあいだ?それは使い方次第によっては無双出来ちゃうんじゃないか?だって竜族だって止められちゃうんでしょう、その間に攻撃すれば倒せんじゃん!てかこんな危ないスキル持ってる奴が僕を視認してるんでしょ?まずくないですか、これ』
でもその時、僕は直感的に思った。僕は間違っているぞと。僕は気配察知のスキルをレベルMAXで持っているが気配察知にも僕の視界にも今、僕の目の前にある綺麗な剣しか反応していない。もしや...
『調査!』
七色の光が僕の手から剣に向かって飛んでいった。光が暗闇に慣れた僕の目にとても眩しい。そして、光が文字を表していく...
«呪われし¥/&,7hdh ティルヒィング»
部類: ???
効果: 装備するとN>~^]]$|€¥/7tav{¥¥:{919.7hshjn$\$]+%
特殊効果: この剣を持った者の生命力を吸う代わりに{#826;6,¥>\^|#,#{>55:)>~€\7:2$|<_$€、そしてユニークスキル あやつり人形を与える、しかし殆どの人類は数分で体力が底を尽き死んでしまう。
Lvを上げていないからだろう、一部分がしっかりと見えない。まあそれはしょうがない。今だにレベル1の勇者にはスキルポイントが手に入らないからスキルレベルを上げられない、早く戦わないと。
でも今見れる情報だけでも分かる。今僕の体を操っているのはこの剣で、しかも生命力を必要としているから僕に自分を持たせ、吸い取ろうとしている。やばい。早くこの術から逃れないと...
僕の手が剣へと伸びていく。もうダメだ、僕は諦めた。僕の手は無情にもどんどん、一切躊躇わずに伸びていった。僕は今度こそ死を覚悟した。前回はなんだ、その、気にするな。覚悟を決めたら僕は少し謝りたくなった。女神様、僕を転移させて頂きありがとうございます。色々大変な事がありましたけど僕は感謝しています...すみません、嘘です。感謝してるわけねーだろこのギャル女神!! お前のせいで転移した先が遥か彼方の上空でしかも魔族と竜族が喧嘩の真っ最中ってそりゃあねーだろ、普通。でも次に思い浮かべたのは彼女だった。夢の中で訓練場や色々な所にいる時に僕によく似た彼が一緒にいた子だ。なんで僕が彼女のことを思い出してるんだ?
そして僕は剣を手に取らされてしまった。
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