第8話 総合病院
怪我人病人がまず総合病院に救急車で運ばれることはゾンビパニックの初期状態です。ゾンビに噛まれた人は病院に運ばれて発症します。このゾンビスーツ・よしおはハッキリと発症までの時間設定は決めずにスタートしました。しかし今ではフンワリと設定が固まっています。まず噛まれればゾンビ汁が入ってウィルスキャリアになります。怪我人が生きたまま傷を治療すれば最大24時間でゾンビ化するのです。ですから潜伏期間は24時間ということになります。しかし首などを噛まれて死ねば最大で一時間でゾンビ化してムクリと起き上がるという設定です。もちろん最大で一時間ですから死んだ直後にゾンビ化して起き上がることも考えられます。とにかく怪我人が運ばれてくる病院はすぐにゾンビが蔓延してしまうのです。
この話のあたりを執筆中に「お、よしお、走ってるな。」という感覚がありました。キャラクターが意思を持って勝手に動いている感覚です。特にこの主人公は途中で長く切れ目のない一文により感情を爆発させることが可能です。するとますます加速度的にキャラクターが走っていけることが分かりました。そんな主人公を見て私は「イイゾ」と思いましたが心配もありました。「こんなに飛ばしては最後までパワーが持たないぞ」という心配です。具体的には飛ばし過ぎて読者が理解できない読み物になってしまうのではないかとヒヤヒヤしていました。せっかく良い感じにスタートできたのに走り過ぎてぶっ倒れてはもったいないのです。
よしおも男ですから街に出た時に女性を見ないことに気づいたはずです。もちろんゾンビ化した女性はたくさんいますが感染していない女性が歩いていないのです。感染していない女性が自宅で外出を自粛しているケースも考えられますが、すでにパンデミックから一か月以上経過しているという設定です。食糧が無くなり餓死か外に出てガブ死かの二択と思われます。当然、男性でも外にでればガブ死からのゾンビ化ですので感染していない人間を見つけることが困難になっています。このあたりで、よしおのように感染せずに街をうろついて食糧を探せる者は特殊な能力が必要になります。後半出てくる集団もグループの連携を強めて車両をなどを駆使して生き残っています。次回はゾンビ・スーツの耐久性について。
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