第34話 竜との攻防

「『死にたがり』の黒澤透利!」


 吉岡が驚いたように声を上げる。基本的にB級より下位の冒険者には戰技号エリアスが付かない。しかしこうして一部の者についてその冒険者の特徴を捉えた二つ名は意外と広まっていたりする。『死にたがり』もその一人だ。孤児出身者で先輩格であった葛城日向を失ってからは特に頑なな単独ソロ潜入と、極端に長い潜入時間でそういう二つ名が付いたのだ。孤児にも関わらずC級冒険者になっているという揶揄もあったのだろう。

 吉岡は『智蛇の王ケクロプス』と名がついている通り、集団戦の中での軍師としての役割を買われることが多かった。その為か『百掌巨豪ヘカトンケイル』を超えて、広く冒険者の素性や特徴を集めていた。恐らく下手なギルド職員よりも詳しいだろう。その知識と照らしながら吉岡は目の前の男を見る。


(こんなには、強くなかったはずだ)


 熟達した冒険者ではあった。若いにも関わらず豊富な経験と冷静な判断力を持ち、単独ソロであっても生き残り続けていたのがその証拠だ。単独ソロ潜入は小さなミスが即、死に繋がるリスクの高い行為だ。それを生き抜いていただけでも、その技術は推して知ることができる。

 しかし技術はあっても強くは無かった。冒険者としては致命的な程に、魔力との親和性が低かったのだ。普通の市民とほとんど変わらない身体機能強化では、浅層階では立ち回れても深層階に行くことは出来ない。むしろそれで冒険者としてやれているだけで称賛に値するのだが、結局は黒澤の冒険者としての資質はその程度が限界だと判断していた。

 だが目の前に居る男は、そんな吉岡の知識を超えて明らかに強力な身体機能を有していた。魔素を吸引して即座に身体機能に還元する身体機能強化は常に働く性質がある。長く冒険者をやっていれば、身近な所作からその動きに身体機能強化が掛かっているかどうかが判断できるようになる。少なくとも吉岡は出来る様になっていた。


「お前は黒澤……なのか?」


 思わず場違いな質問をしてしまう。今がどれだけ危機的な状況かを考えれば愚問に等しい質問だ。黒澤はそんな吉岡の質問を完全に無視して横芝に走り寄る。


「ジュリ! 治せるか!?」


 横芝の状態を近くで見ると、突然大声で独り言を言う。黒澤の行動に不信感を感じた瞬間、有り得ないことが起きた。

 横芝の身体が緑色の燐光に包まれたのだ。横芝を抱きしめている渡辺も、あまりの驚きに感情が抜け落ちた顔をしている。


「生命力をぎりぎりまで削って応急処置をした、らしい。絶対に何もさせるな。僅かな傷を負っても、動いても死ぬらしい」


 呆けたままの渡辺と横芝に黒澤はそう助言する。その言葉を聞いて渡辺がワッと声を上げて泣き出した。致命傷だったはずの横芝の顔は未だ真っ青だったが、呼吸は幾分落ち着いているように見える。あの傷を治したとでもいうのだろうか。次いて渡辺、アツコと緑色の燐光が包みだし、最後は吉岡自信も緑色の光に包まれる。


(上級回復魔術――!)


 その回復量が半端ではない。通常、戦闘時の回復呪文は生命力を削りながら回復を行う。質の悪い回復呪文程、傷の回復量に対して生命力の消費量が激しいものだ。この魔法は生命力の消費に対する、傷の回復が桁違いだ。『百掌巨豪ヘカトンケイル』にこれだけの回復魔術を使える魔術師がいるだろうか。


「取り合えず癒したそうだ」


 事も無げに言う黒澤に対して、驚きに二の句を告げないでいると、更に衝撃的なことが起きた。


 大聖堂の短辺を突っ切るように幾つも魔法陣が連なって出現した途端に、城壁にも匹敵するほどの巨大さの氷の壁が、脈絡も無く立ち上がったのだ。


「―――ッ!!!」


 巨大さが異常過ぎた。その氷の壁は大聖堂という巨大な空間を横切る様にして完全に二分していた。高さは二〇メートル、差し渡し二キロメートルはある氷の中には逃げ遅れた小鬼ゴブリン達が驚いた姿勢のまま氷漬けになっている。魔術としての展開の速さ、規模、そして威力。そのどれをとっても、魔術師集団による大規模魔術ですらこんな巨大な魔術を見たことが無い。


(――あの魔術の光の包まれた人物がやった事なのか!?)


 遠目で見た限りでは人種の、しかも幼い少女に見えた。しかし今起こっていることが本当に少女一人で行っている事だとしたら、規格外などと言う言葉で表現することすら躊躇われる。人間では到底有り得るはずが無い。そして黒澤透利。現れたタイミングを見れば、あの少女と何かしら関係性があるのは明白だ。彼が突然強くなった理由もそういった所にあるはずだ。


「化け物か……ッ!」


 吉岡にとっての予測できうる事態を大幅に超えたことが立て続けに起こっている。『智蛇のケクロプス』が戦場の変化に付いて行けない。劣勢に回ることはあっても、変化が読めなかったのは初めての事だった。


「あんた、『智蛇の王ケクロプス』だろ。状況が整ったらしいぞ。俺は隷属竜スレイブドラゴンを倒しにきたんだ」


 小鬼ゴブリンも含めてその場にいる全員が声も無く硬直していると、黒澤がぶっきらぼうな声を吉岡に向けた。普通ならC級冒険者が何世迷い事を、と内心一笑に付す内容だ。

 そこで吉岡は今の状況に気が付く。氷の壁によって、こちら側は隷属竜スレイブドラゴン小鬼ゴブリン二〇〇匹程度に分断された。氷の壁の向こう側は恐ろしい量の小鬼ゴブリンが居るはずだが、氷の壁に阻まれて今は無力だ。向こう側はあの魔術の光輪を纏った少女が担当するつもりなのかもしれない。これもたった一人の魔術師が前衛も無しに、四桁の魔物と対峙するなんて只の愚策にしか思えないが、この光景をみせられた後なら話は別だ。状況は厳しい。厳しいが、先ほどの絶望に比べれば、十分に挑むに値する状況になっている。


(敵……ではないはずだ。 小鬼ゴブリンと何か関係があるにしても、今こんな方法で自分達に味方をする必要はない)


 黒澤の言葉によって、吉岡の思考は回り出す。黒澤とあの少女の強さは異常だ。絶対に吉岡にとって既知ではない秘密を抱えている。しかし少なくとも地上に出るまでは協力関係が築ける可能性が高い。


「協力させてくれ。そして隷属竜スレイブドラゴンが居ると言うことは、居るぞ――小鬼王ゴブリンキングが」


 吉岡は突然の事態から復帰して、隊列を整えだした小鬼ゴブリンどもを睨みながらそう言う。黒澤がどんなに強くなっていても、この数の小鬼ゴブリンどもと隷属竜スレイブドラゴン小鬼王ゴブリンキングを相手にして余裕という事はあり得ない。希望の糸は僅かに繋がっただけで、また果てしなく細く今にも切れそうな状態のままだ。


(知略で戦える程、手持ちのカードが無いのが難点だな)


 しかも黒澤と魔術師の少女というどういった出目になるか分からないカードまで紛れている。結局は出たとこ勝負、力押しになるはずだ。吉岡にとって最も得意とする知略を封じられてしまったが、それでも引くつもりは無い。吉岡にだってB級冒険者としての意地がある。

 重聖剣カレトヴルッフの切っ先を小鬼ゴブリン達に向けると、静かに吼える。


「仲間の無念を貴様らの血で注いでやる――小鬼ゴブリンども!」


***


 複数の小鬼ゴブリンの攻撃をすり抜けながら繰り出された一閃が、小鬼兵ゴブリンソルジャーの脇腹を深く切り裂いた。革で作られた鎧ごとだ。

 小鬼兵ゴブリンソルジャーは、青い血と内臓をぶちまけながら吹き飛んでいく。

 トーリは剣勢を殺さずに、細かくステップを繰り返して、敵の間合いを崩して攻撃が集中することを防ぎながら、次々と小鬼ゴブリンどもを屠っていく。斥牙せきが短剣ショートソードのため、相手の間合いに深く入り込まねばこちらの攻撃が届かない。その事を利用しながら切り込む。


(身体が、思い通りに動く……!)


 動きながらトーリは自分の身体がの動かしやすさに驚愕していた。まるで今までの身体の使い方が嘘の様だ。トーリがこう動きたいと考えた通りに身体が答えている。そんな感じだ。


(これが、ジュリの状態向上魔術バフの効果か!)


 上方から飛んで来た矢を斥牙せきがで切り落とす。こちらも難なくだ。今なら小鬼ゴブリンがどれだけ攻めてこようと負ける気がしない。横を見れば、『智蛇のケクロプス』も専用に特注されたことで有名な特注ワンオフの魔剣、重聖剣カレトヴルッフを意図も簡単に振り回しながら、小鬼ゴブリンを屠っていく。B級冒険者と共に肩を並べて戦えている事実に驚きを感じながらトーリも小鬼ゴブリン達を蹴散らす。

 小鬼ゴブリン達はトーリ達を囲むように方位していた。四方の内、二方を迷宮ダンジョンの壁と氷の壁によって阻むことによって、小鬼ゴブリン達の攻撃の方向を絞って、少ない人数で凌いでいるのだ。シオンが提示し、トーリが吉岡も伝えて同意した戦術は持久戦だった。横芝の傷が思った以上に深かったからだ。身動きが一切取れない状態の為、チームを分けて隷属竜スレイブドラゴンを攻めれば、残された方が詰む。そこで、派手に小鬼ゴブリンを蹴散らしながら、隷属竜スレイブドラゴンを待つことにしたのだ。ちらりと後方を見ると未だ土気色をした横芝千尋と、それを抱える渡辺玲奈が見える。あの二人が戦力にならないのは既に明白だ。その二人を守るのは【百掌巨豪ヘカトンケイル】の美濃部という探知者シーカーだ。トーリと吉岡が打ち漏らした小鬼ゴブリンを危なげなく捌いている。今のところ任せても大丈夫だろう。


(しかし驚いたな……)


 助けに入った冒険者が、まさか孤児院の子供達だとは思わなかった。あの時、無為な死を選ばなくて本当に良かったと思う。


 シオンの作戦の効果は着実に出始めていた。小鬼ゴブリン達に既に戦闘開始時の余裕は無い。例え氷の壁によって戦力の大多数を分断されたとしても、小鬼ゴブリンの数は二〇〇体を超える。その戦力比は五〇対一以上だ。その上、内二名は戦闘不能なのだ。どんなに個体レベルでの実力差があったとしても物量で押し切れる。その慢心は戦闘を開始して程なく崩された。


(二時方向から集団魔術確認。詠唱妨害を行いました)


(すまない!)


 シオンから念話で伝わってくるのは小鬼術士ゴブリンメイジの集団の遠距離からの魔術を妨害した報告だ。先ほどからほとんどの魔術が発動前にキャンセルされている。

 粟を食ったのは小鬼ゴブリン達だ。後衛の援護なくして前衛だけでトーリと吉岡を止めるのは難しい。矢での中距離攻撃も打ち払われる。更に分断しようと動いても、まるで空から動きを観察されている様に位置取りを変えられてしまって分断することが出来ないのだ。

 トーリたちは順調に小鬼ゴブリンの数を減らしてく。小鬼ゴブリン達も迂闊な攻撃は、そのまま死につながる事に気が付いたようだ。徐々にその攻撃の手が鈍り出す。


隷属竜スレイブドラゴンの移動を確認。透利様、来ます!)


「黒澤! 隷属竜スレイブドラゴンが動くぞ!」


 シオンと吉岡が脳内と音声で同時にアラートを告げる。吉岡はシオンの補助は入っていないにも関わらず、隷属竜スレイブドラゴンの動きに気づいた。この乱戦の中でも正確に戦況を追えていることが『智蛇のケクロプス』と呼ばれる所以なのだろう。トーリはシオンから小鬼ゴブリン達の動きに関しても脳内マッピングに表示された光点という形で常にフィードバックを受け続けている為、吉岡と同等以上に状況の把握が出来ているのだ。小鬼ゴブリン達が自分たちを分断しようとする動きも、その初動の段階で把握し動きを潰していた。


QuLOOOOOOッ!


 ついに小鬼ゴブリンだけではらちが明かないと判断したのか、隷属竜スレイブドラゴンが咆哮と共に動き出した。一歩ごとに地面を陥没させながら動くその姿は鈍重、という言葉が最もしっくりくる。隷属竜スレイブドラゴンの頸に付けられた分厚い隷属輪が光を放ち、全身には束縛の魔術式が浮き上がっている。誰かの命令を受けて、兵器として動かされている。そしてそれが隷属竜スレイブドラゴンの鈍重さの正体だ。隷属輪には魔術及び魔素による身体機能強化の一切を封じる機能がある。魔素は吸引できてもそれを魔術や身体機能強化として使用することが出来ないのだ。その影響によって魔術の攻撃は無効となるが、身体機能強化が一切働かず自重を物理的な筋力のみで支える事になる。

 それでも竜種は竜種だ。強力なあぎとに爪、そして尾と全身が攻撃機関であり、魔術無効、強硬な鱗による物理攻撃の通らなさは、それだけでB級冒険者を最低でも半ダースは集めて戦うに足る性能を有している。

 隷属竜スレイブドラゴンはトーリに狙いを定めると、その移動速度を速める。鈍重とはいえ尾まで含めると十五メートルを優に超える体躯の一歩はヒトのそれとは比べるべくもない。みるみるうちに距離を縮めてくる。隷属竜スレイブドラゴンの目には太い杭が突き刺さっている。それでも敵の判別はつくらしい。その動きに迷いは無い。


隷属竜スレイブドラゴン接敵。竜砲ブレスなどの遠距離攻撃の兆候なし。物理攻撃に注意してください。不死王の呪縛かいふくまじゅつ効果時間中ではありますが、一撃で致命傷になり得ます)


 シオンの情報を聞きながら、トーリは身構える。斥牙せきが短剣ショートソードだ。そのリーチは短い。対して隷属竜スレイブドラゴンの攻撃手段はどれをとってもトーリの数倍はある。更に言えば、こちらは一手でも攻撃を受ければ、即死に繋がる可能性があるのだ。

 ガツンと上下顎の合わさる音が間近で響く。隷属竜スレイブドラゴンが突っ込む勢いそのままに噛み付きを行ってきたのだ。トーリはそれをサイドステップで躱しながら、隷属竜スレイブドラゴンの頸部に下から斥牙せきがを突き入れる。


(硬いな……!)

 

 キン、と金属鎧に剣が接触したような音を立てて、剣戟は遮られる。ただの物理攻撃は隷属竜スレイブドラゴンには通りそうもない。

 隷属竜スレイブドラゴンは顎の攻撃が躱されたのを知ると、今度は大きく前足を振りかぶって、トーリに振り下ろした。トーリが一瞬前までいた所に前足が空振り、地面に爪が突き刺さる。

 顎と爪という二連撃を防がれた隷属竜スレイブドラゴンは不愉快そうに嘆息すると、今度は振り下ろした前足を軸にして、身体を左右に揺さぶる様にしながら尾での攻撃をしてきた。しなやかな筋肉を鉄より硬いと言われる竜鱗で守られた長い尾は、まるで追尾誘導機能を備えた槍だ。

 直線、曲線を織り交ぜて高速で刺突を繰りかえしてくる。それをトーリはギリギリのタイミングで避け続ける。軌道を逸らすために接触した斥牙せきがと尾先に火花が散る。尾は手数が多い上に隷属竜スレイブドラゴンの中で最大リーチを持つ攻撃手段だ。一撃であれば大きく余裕を持っても避けられるが、それでは次の一撃を避けるのに間に合わない。更にこちらが大きく動けば、有利なリーチ差を存分に生かさせることになる。

 隷属竜スレイブドラゴンに超近距離まで接敵しながら、尾の攻撃を避け続ける。決して簡単な事ではない。しかし、今のトーリにとっては出来ないことではない。


(行ける……! 行けるぞ……!)


 全身に張り詰めた糸の様な緊張を纏わせて、十全に動く身体を確かめる様にギアを上げる。トーリの口元には薄く笑みが浮かんでいた。隷属竜スレイブドラゴンなんて、たとえクランを組んでいたとしても戦うなんて選択肢に入らなかった強敵だ。その強敵と、少なくとも対峙し即死していない事実がトーリに驚きと感動を与えていた。冒険者稼業の中でより強い冒険者の戦闘を垣間見て盗んだ身体の動きをトレースできる。どういう風に身体を動かすか分かっていても脆弱な自分の身体機能強化では、再現できないどころか足を引っ張る要因になった技術だ。それが今状態向上魔術バフによって価値ある技術となってトーリに力を与えていた。

 トーリは何度目になるか分からない尾の攻撃を避けながら、隷属竜スレイブドラゴンの攻撃が徐々に大振りになってきているのを感じた。当たらぬ攻撃に焦れてきているのだろう。より深くまで尾を突き込み過ぎている。トーリはそれを見逃さなかった。

 突き込まれる尾の勢いも利用して、斥牙せきがを尾の軌道に添わせる形で迎え撃つ。

 硬質な金属同士が擦過する甲高い音と共に火花が盛大に散る。

 やもするとはじけ飛びそうになる斥牙せきがを歯を食いしばって膂力で押さえつける。尾が最も深くまで付き込まれた瞬間、トーリは僅かに斥牙せきがの刃を立てる。

 するとビシリと音を立てて、斥牙せきがの刃が鱗を剥がして尾に食い込んだ。

 トーリの笑みが深くなる。超硬の鱗の下は、柔らかい筋肉だ。


「斥――ッ!」


 トーリは尾に沿わせた剣の軌道を、斥力の力を使って無理やり九十度方向転換させる。斥牙せきがの力に腕が悲鳴を上げるが、状態向上魔術バフの身体機能で抑え込む。


QuLOOOッ!?


 隷属竜スレイブドラゴンのその尾が半ばから高く宙を舞うのと、隷属竜スレイブドラゴンが苦鳴を漏らすのは同時だった。

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