第4話 死ねない冒険者は武器を手にする

ミノタウロスを倒してから数日がたった。 俺は自分を強化するために死にまくり現在ポイントは4溜まっていた。 


「こんな事ならもっとミノタウロスに殺されるべきだったな。 まぁいいや。 今回は2つをスキルに使って2つをステータスに使うか」


俺は早速スキルを得るためルーレットを回した。 ルーレットが止まると頭の中に二つのスキルが浮かんだ。


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鍛冶・中級 自分で武器、防具の作成もしくは加工が出来る様になる。 全て品質は中もしくは良で作成可能


短剣術・中級 初級よりも短剣を器用に扱う事ができる。


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「またまた良いスキルだな。 これなら全て知力に振るか。 早速だけど武器を作るか」


俺はステータスに振り終わると早速武器を作る事にした。 作る武器はもちろん短剣だ。 素材はミノタウロスの素材があるので多分だが足りるだろう。


俺がスキルを発動すると、目の前に金床と打つためのハンマーが出現した。 俺はそれを持つと頭の中にに素材を選択して下さいと言われ、俺はミノタウロスの骨と角そして斧を選択した。 すると俺の手元にあった素材は金床の近くに行き、ハンマーが勝手に起き上がった。



カン  カン  カン


とハンマーから鳴り出した。 どうやら鍛冶スキルは勝手に作ってくれるらしい。 頭の中には2時間という明確な時間が出てきたので俺は2時間の間死にまくった。


・・・・・



2時間が経ち俺は鍛冶スキルを開くとそこには完成の文字が書かれていた。 俺は目の前にある赤黒く禍々しい色の短剣を手に持った。 すると短剣の詳細が浮かび上がった。



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魔闘牛の短剣


ミノタウロスの素材により作り出された短剣。 切れ味は非常に良く殺傷能力は高い。 相手にダメージを与えると相手の体に毒(中)を付与


特殊ボーナス 人間の腕または足を切断すると相手に激痛が与えられ切断面はすぐに止血される


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「え、えげつない。 けど完全に殺人用に使えるな」


俺は短剣を持ち振り回してみた。 すると体は自在に動き、とても扱いやすかった。


「これが短剣術か。 最初は不安だったが安心したよ。 これならなんとかサナなら殺せそうだ」


俺は新しい武器を手に入れたから気分は良くまたダンジョンから出るために俺は移動を再開した。

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