第27話 get_into
未咲「何聴いてるの?」
玲香「未咲……何って、ただの音楽よ」
そう言って、玲香ちゃんは音楽プレーヤーの画面を見せてくれた。
未咲「『get into』? 知らないなぁ、そんな曲……」
玲香「これが結構よくて。聴いてみる?」
聴いてみると、それはかなり冗長的なインストゥルメンタルだった。
コード進行はおおかた F#m9 C#m9 Amaj9 Bsus4 の繰り返しが続く。
冬のイメージを保ちつつ、それでいて少し暗い音の響きが印象的だ。
何度も聞くと癖になりそうな感じになっており、上質な音楽だった。
未咲「ふぅん、玲香ちゃんはこういうのが好きなんだね」
玲香「アーティストの名前は si'l vous plait art 。 覚えていて損はないわ」
未咲「またいろいろ聴いてみるねっ」
そこに、うみちゃんが会話に加わった。
うみ「ちなみにその曲名ってどういう意味なんだ?」
玲香「それについては……春泉、説明してあげて」
春泉「オッケー。"get into" は『~の中に入る』っていう意味があって、
そこから派生して『のめりこむ、熱中する』みたいな意味もあるよ」
玲香「どうでもいいけど、こういう説明に関しては喋りがなめらかね……」
ひとつ勉強になった。
(参考:https://study-z.net/31505)
※2022/4/1 コード進行を若干変更しました。微調整程度なのでさほど変わっておりません。こちらのほうが現在のところしっくりきました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます