機体解説(6)

[ドラトーラ]

 全長:27.5m

 全高:15.0m

 最高速度:160Km/h

 乗員人数:一名

 搭乗者:サーシャ・リューラン

 機体色:アクアブルー

 武装:サギッタ・マヌス

    トニトゥルス・アマートゥス


 機体解説(4)でも紹介したのだが、作中で武装の一部を公開したので改めて紹介。

 ゴーレムトルーパーのコアユニットであるゴーレムオーブにサーシャの血液が付着したことによって生み出された機体。

 全身から高威力の電磁波を放つことで外部から攻撃を防御する機能を持つ。またこの電磁波を受けたゴーレムトルーパーは、機体を構成するナノマシンが一時的に機能停止して活動できなくなり、敵が接近戦しかできない現代のゴーレムトルーパー戦ではドランノーガとは別の無類の強さを発揮する。

 下半身の竜の脚部が短く、ドランノーガ以上の重装甲である為早く走るのは苦手だがその分重心が安定している為、走破性に優れている。

 格闘戦では上半身の女騎士の胴体部より大きな両腕を使用して、この両腕には敵に接触した時に高圧電流を流す機能がある。

 サーシャいわく「ドランノーガの妹」。

 当初はサーシャが士官学校を卒業して正式な軍人となるまで秘密にしておく予定で、サイの「倉庫」の異能を使いイーノ村から王宮の格納庫へと運ばれる。しかし今回の急なモンスターの出撃によりサーシャが独断で出撃させて、その存在はフランメ王国中に知られることになった。

 全く戦闘訓練を受けていない状態でモンスターと戦うという点は「兄」のドランノーガと同じである。


「サギッタ・マヌス」

 ドラトーラの女騎士の上半身、その巨大な両腕から手を発射して敵を攻撃したり捕獲する武装。

 手は金属のツタのようなものでドラトーラと繋がっており攻撃距離は決まっているが、現代のゴーレムトルーパーの武装に比べると遠距離まで攻撃できる。

 また電流を纏わせた状態で放つことも出来るのでドラトーラの主力武装と言える。

 何故か男の兵士達に非常に人気がある武装である。

 ちなみに武装名の「サギッタ」はラテン語で「矢」を、「マヌス」は「手」を意味する。


「トニトゥルス・アマートゥス」

 サギッタ・マヌスで捕まえた敵を引き寄せた後、ドラトーラの女騎士の上半身が持つ巨大な両腕で拘束し、密着した状態で超高圧電流を放つ武装。

 巨大な両腕で拘束する状態が恋人の抱擁に見えたらしく武装名に「アマートゥス」がついた。

 ちなみに武装名の「トニトゥルス」はラテン語で「雷」を、「アマートゥス」は「恋人」を意味する。

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