英雄機ドランノーガ

登場人物紹介（６）

［ラン］

　サーシャが通うフランメ王国の士官学校、その銃兵科に在籍している新入生。

　艶のある黒髪で、顔立ちの整った美人な上に長身でスタイルもいい女性。

　その正体は惑星イクス周辺の宇宙空間にある居住空間から調査に来た調査員。

　出身地に「イーノ村」と言ったことでサーシャに正体を気づかれる。イーノ村のランは赤色がはいった茶髪の今年で十歳くらいになる可愛らしい女の子らしい。

　しかし出身地以外にも色々とボロを出していたようで、アースレイや一部の教員に生徒もランの嘘に気づいていた。

　またランが子供の頃に触っていた死んだ祖父の銃は旧式でも惑星イクスの銃より高性能で、それに馴れてしまったランは惑星イクスの銃に中々対応できず、銃兵科の成績は学科はともかく実技はぶっちぎりの最下位である。

　調査員は宇宙の軍人だけでなく民間人も採用していて、民間人の調査員は調査期間が終了すると宇宙に帰るかそのまま惑星イクスで暮らすか決めることができる。民間人のランは元々調査期間が終了したら惑星イクスで暮らす予定だったので、サーシャ達に正体が知られるとすぐに割りきって宇宙の情報を話すようことに抵抗が無くなった。

［アミーナ・キールマン］

　フランメ王国の士官学校の剣士科に在籍している紅い髪を短く切り揃えた長身の女学生。

　フランメ王国のゴーレムトルーパーの操縦士、アースレイの親戚で実家もフランメ王国で高位の貴族。家柄だけでなく成績も優秀で、すでに卒業後は親衛隊に所属するのではないかと噂されている。

　アースレイからの指示でカレンと共にサーシャに接触をして、彼女に協力をするようになる。

　心の中ではゴーレムトルーパーの操縦士になりたいと思っていて、その為アースレイ以外のゴーレムトルーパーの操縦士にも強い興味を持っている。サイとも話をしたいと思っているのだが、サイがアミーナ（の胸）を見て暴走するかもしれないと考えているサーシャはあまり会わせたくないらしい。

［カレン・リッターナ］

　フランメ王国の騎兵科に在籍している薄い茶色の髪を頭の両端で縛った女学生。

　アイゼン王国からの留学生で、付き添いで「姉」もフランメ王国で生活をしているらしい。

　アイゼン王国を通してアースレイからサーシャに協力するよう要請され、アミーナと一緒にサーシャに接触した。

　すでにアイゼン王国で軍の訓練を受けていたようで、その実力は生徒だけでなく教員にも勝てる程。全体的にも小柄で、同学年の騎兵科で最も背が低い彼女が、馬上で自らの背丈より長い長槍を振り回す姿はかなり迫力がある。