機体解説(4)

[ドラトーラ]

 全長:27.5m

 全高:15.0m

 最高速度:160Km/h

 乗員人数:一名

 搭乗者:サーシャ・リューラン

 機体色:アクアブルー


 ゴーレムトルーパーのコアユニットであるゴーレムオーブにサーシャの血液が付着したことによって生み出された機体。

 全身から高威力の電磁波を放つことで外部から攻撃を防御する機能を持つ。またこの電磁波を受けたゴーレムトルーパーは、機体を構成するナノマシンが一時的に機能停止して活動できなくなり、敵が接近戦しかできない現代のゴーレムトルーパー戦ではドランノーガとは別の無類の強さを発揮する。

 下半身の竜の脚部が短く、ドランノーガ以上の重装甲である為早く走るのは苦手だがその分重心が安定している為、走破性に優れている。

 格闘戦では上半身の女騎士の胴体部より大きな両腕を使用して、この両腕には敵に接触した時に高圧電流を流す機能がある。

 サーシャいわく「ドランノーガの妹」。




[ジェノバイク]

 全長:24.0m

 全高:19.5m

 最高速度:200Km/h

 乗員人数:一名

 搭乗者:クリストファー・ゲーボルク

 機体色:白


 フランメ王国が保有するゴーレムトルーパーの一機。

 クリストファーの先祖であるゲーボルク家の初代がゴーレムオーブに血を与えて作り出した機体。

 かなりの巨体であるのにもかかわらず高速で突撃する事が可能で、その貫通力はゴーレムトルーパーの機体を容易く貫く。しかしその代わり小回りがきかず、突撃を避けられたら次に攻撃するのに大きく旋回する必要がある。

 下半身の竜の頭部にある一本の長大な角を高速で回転させる機能があり、高速で回転する角は至近距離での戦闘でも強力な武器となる。




[リードブルム]

 全長:24.5m

 全高:17.0m

 最高速度:310Km/h

 乗員人数:一名

 搭乗者:フランベルク三世

 機体色:真紅


 フランメ王国の国祖、初代フランメ王国国王がゴーレムオーブに血を与えて作り出した機体。フランメ王国の国王は先代が死ぬとこの機体を受け継ぐ決まりとなっており「国王機」と呼ばれている。

 フランメ王国の象徴である機体であり、王都にもこの機体の名がつけられている。「首都と同じ名前がつけられている」ではなく「首都に機体と同じ名前がつけられている」ことからリードブルムがフランメ王国の建国に深く関わっているのが分かる。

 かつては飛行能力を持っていた形跡があるのだが、自己進化機能によって失われていて、腕部の代わりに生えている翼はその名残である。しかし飛行能力を失った代わりに高速移動が可能となっていて、翼にある噴出口から炎を噴き出して加速するリードブルムは、フランメ王国だけでなく周辺国家でも最速と知られている。

 更には下半身の竜の牙、そして翼の前面を超高熱化させる機能もあり、加速能力と組み合わせた高速戦闘は「凶悪」の一言に尽きる。

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