機体解説(2)

[ドランノーガ(第二形態)]

 全長:25.0m

 全高:18.8m

 最高速度:M2.0

 乗員人数:四名

 搭乗者:サイ・リューラン、ピオン、ヴィヴィアン、ヒルデ、ローゼ

 機体色:紺

 武装:カロル・ディギトゥス

    カロル・ブラキウム

    カロル・アーラ・グラディウス

    カロル・マーグヌム・コルヌ

    パイルアンカー×2

    ホムンクルス製造ユニット


 ゴーレムトルーパーのコアユニットであるゴーレムオーブにサイの血液が付着したことによって生み出された機体。

 そこに搭乗者が三名増えて、下半身の竜の背部にあるウイングユニットも自己進化機能で外見が少し変わり戦闘用の機能が追加された。


「カロル・ディギトゥス」

 ドランノーガの上半身の人型の両腕に装備されている武装。

 手の部分に左右それぞれ五門の砲身があり、そこから熱エネルギーの弾丸を発射する。

 取り回しが非常に良く、移動しながらの攻撃や接近してくる敵の迎撃等に使用される。

 武装内部にある充填装置にエネルギーを溜め込み、そのエネルギーを使用するカートリッジ式の武装で、充填装置のエネルギーを使い切ってしまうと、充填装置にエネルギーを充填する必要がある。

 ちなみに武装名の「カロル」はラテン語で「熱」、「ディギトゥス」は「指」を意味する。


「カロル・ブラキウム」

 ドランノーガの下半身の竜の前腕部に装備されている武装。

 砲口から強力な熱戦を発射して前方にいる敵を焼き払う。

 武装内部にある充填装置にエネルギーを溜め込み、そのエネルギーを使用するカートリッジ式の武装で、充填装置のエネルギーを使い切ってしまうと、充填装置にエネルギーを充填する必要がある。

 ちなみに武装名の「カロル」はラテン語で「熱」、「ブラキウム」は「腕」を意味する。


「カロル・アーラ・グラディウス」

 ザウレードとの戦いでザウレードのブレードを吸収した事によって自己進化機能が発動し、新たに戦闘用の機能が追加されたドランノーガのウイングユニット。

 使用時は翼の形状が変形してからプラズマを纏って超高熱の刃となり、脚部と尻尾のブースターを使って高速で移動してすれ違いざまに敵を攻撃する。

 ちなみに武装名の「カロル」はラテン語で「熱」、「アーラ」は「翼」、「グラディウス」は「剣」を意味する。


「カロル・マーグヌム・コルヌ」

 ドランノーガの下半身の竜の額にある角に装備されている武装。

 ドランノーガの主砲で、機体の全エネルギーを集中させた後、熱エネルギーに変換して発射する。

 その威力は非常に強力なのだが反動が大きく、足場を固定して尻尾にある推進装置を使用しないと機体の体勢が維持出来ず、発射には準備が必要。

 ちなみ武装名の「カロル」はラテン語で「熱」、「マーグヌム」は「大きい」、「コルヌ」は「角」を意味する。


「パイルアンカー×2」

 ドランノーガの下半身の竜の脚部に装備されている巨大な杭を地面に打ち込んで足元を固定するカロル・マーグヌム・コルヌ発射時の耐衝撃用装備。


「ホムンクルス製造ユニット」

 ドランノーガの下半身の竜の背部後方、上半身の人型の後ろ辺りにある装備。

 ピオンにヴィヴィアン、ヒルデにローゼ、ドランノーガの専用オペレーターである四人のホムンクルスの肉体を製造して保存しておく機能を持つ。

 また搭乗席としての機能もあり、ヴィヴィアンとヒルデとローゼの三人がドランノーガにのる時の専用席にもなる。




[ヴァイヴァーン]

 全長:44.0m

 全高:13.5m

 最高速度:180Km/h

 乗員人数:一名

 搭乗者:ビアンカ・アックア

 機体色:緑


 アックア公国が保有する三機のゴーレムトルーパーの一機。

 ヴァイヴァーンはアックア公国の象徴とも言える機体であり、大公の一族のみがこの機体の操縦士になる。

 最高速度の数値だけを見れば他のゴーレムトルーパーに比べてやや遅いが、その代わり踏破力は非常に優れていて沼地や山といった足場の悪い場所でも安定した速度を出すことが出来て、水源が豊富なため沼地などが多いアックア公国では最速のゴーレムトルーパーとされている。




[ザウレード]

 全長:20.0m

 全高:15.2m

 最高速度:210Km/h

 乗員人数:一名

 搭乗者:エルヴァン

 機体色:黒に近い灰


 黒竜盗賊団団長エルヴァンが乗るゴーレムトルーパーで、黒竜盗賊団の名前の由来にもなった機体。

 元々はフランメ王国が所有する機体であったが、十年前にエルヴァンが前の操縦士である貴族を殺して強奪した。

 ザウレードはエルヴァンに殺された前の操縦士だった貴族の先祖がゴーレムオーブに血を与えて作り出した機体で、その貴族の家に受け継がれる象徴であった。

 最大の特徴は前腕部に備わっている蟷螂の大鎌。

 素早い動きで敵を翻弄して前腕部の大鎌で斬りつけるという戦い方を得意としている。

 ザウレードの大鎌はドランノーガには通用しなかったが、他のゴーレムトルーパーの装甲なら余裕で斬り裂ける鋭さを誇る。

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