機体解説(1)
[ドランノーガ]
全長:25.0m
全高:18.8m
最高速度:M2.0
乗員人数:二名
搭乗者:サイ・リューラン、ピオン
機体色:紺
武装:カロル・ディギトゥス
■■■・■■■■■
カロル・マーグヌム・コルヌ
パイルアンカー×2
ホムンクルス製造ユニット
ゴーレムトルーパーのコアユニットであるゴーレムオーブにサイの血液が付着したことによって生み出された機体。
ゴーレムトルーパーの機体設計や武装は、ゴーレムオーブに血液を与えた者の遺伝子情報に大きく左右される。つまりドランノーガの機体設計や武装は、サイの遺伝子情報を読み取ったゴーレムオーブが「サイにとって最適」と判断したものであり、そういう意味ではドランノーガはサイの半身と言えるだろう。
上半身が人型で下半身が竜という外見をしている。しかし下半身の竜は、強靭な両脚と棍棒のように太くて長い前腕部を持ち基本的には二足歩行で、竜ドラゴンと言うよりは「背中に翼を生やした恐竜」に近い。
上半身の人型の両腕、下半身の竜の前腕部と額の角が強力な熱光線兵器となっており、遠距離からの砲撃を行うことが出来る。更に下半身の竜の背中にある翼を使用する事で飛行も可能で、移動砲台のような戦い方をメインとしている。下半身の竜の前腕部と尻尾を使う事で格闘戦をする事もできるのだが、あくまで自衛レベルでしかない。
現存しているゴーレムトルーパーはとある理由から「遠距離の敵を攻撃する武装」と「空を飛ぶ機能」が失われており、今のところ遠距離からの砲撃が出来て空を飛べるゴーレムトルーパーはドランノーガだけである。
コックピットは下半身の竜の胸部。元々は一人乗りだったのだが、ピオンが自らドランノーガに吸収されてドランノーガの自己進化機能が発動した事により二人乗りに変化した。
操縦方法はコックピットにある椅子の肘掛けの先端にある球体に手を触れて念じること。すると機体が操縦士の思念波を読み取ってその通りに動いてくれる。また音声による指示も可能で、戦闘中に武装を使用する時は機体は思念波で、武装は音声指示によって操作するのが基本。
ドランノーガは他のゴーレムトルーパーよりも重装甲な上に高出力である為、最大速度を出す時は機体のバランスを取るのが非常に難しい。操縦の仕方を脳に焼き付けられたとはいえ、ゴーレムトルーパーに乗ったばかりのサイはまだ完全にドランノーガを乗りこなせておらず、現在はピオンが機体制御等のサポートをしてくれている。
機体はナノマシンの集合体であるから損傷を受けても核であるゴーレムオーブさえ無事なら自己修復が可能。ただし修復が完了するまでの時間は損傷の具合によって異なる。
エネルギー源は機体を構成しているナノマシンの自己発電と太陽光発電。エネルギーを全て使い切っても半日休ませればエネルギーは充填され、日向で休ませれば充填の時間は半分となる。
「カロル・ディギトゥス」
ドランノーガの上半身の人型の両腕に装備されている武装。
手の部分に左右それぞれ五門の砲身があり、そこから熱エネルギーの弾丸を発射する。
取り回しが非常に良く、移動しながらの攻撃や接近してくる敵の迎撃等に使用される。
武装内部にある充填装置にエネルギーを溜め込み、そのエネルギーを使用するカートリッジ式の武装で、充填装置のエネルギーを使い切ってしまうと、充填装置にエネルギーを充填する必要がある。
ちなみに武装名の「カロル」はラテン語で「熱」、「ディギトゥス」は「指」を意味する。
「■■■・■■■■■」
ドランノーガの下半身の竜の前腕部に装備されている武装。
本編未使用。
「カロル・マーグヌム・コルヌ」
ドランノーガの下半身の竜の額にある角に装備されている武装。
ドランノーガの主砲で、機体の全エネルギーを集中させた後、熱エネルギーに変換して発射する。
その威力は非常に強力なのだが反動が大きく、足場を固定して尻尾にある推進装置を使用しないと機体の体勢が維持出来ず、発射には準備が必要。
ちなみ武装名の「カロル」はラテン語で「熱」、「マーグヌム」は「大きい」、「コルヌ」は「角」を意味する。
「パイルアンカー×2」
ドランノーガの下半身の竜の脚部に装備されている巨大な杭を地面に打ち込んで足元を固定するカロル・マーグヌム・コルヌ発射時の耐衝撃用装備。
「ホムンクルス製造ユニット」
ドランノーガの下半身の竜の背部後方、上半身の人型の後ろ辺りにある装備。
ピオンを吸収した時に自己進化機能によって作り出された装備で、ピオンの予備の肉体を製造して保存しておく機能を持つ。
またピオン以外の三人のホムンクルスを製造、保存する事も出来るのだが、こちらの方は現在製造中でどのようなホムンクルスなのかは分かっていない。
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