登場人物紹介(1)

[サイ・リューラン]

 物語の主人公。

 男、十八歳。

 フランメ王国の辺境にあるイーノ村の出身。

 幼馴染のアイリーンに誘われたのと、軍で固定給を得て家族に楽をさせたいという考えで十五歳の時に王都にある軍学校に入学。三年間の学校生活を送った後に卒業し、入隊するまでの一ヶ月間の準備期間を使って実家に帰るが、実家の倉庫の奥で前文明の遺跡を発見してそこでホムンクルスの少女ピオンとゴーレムトルーパー「ドランノーガ」の所有者となる。

 家族構成は父、母、妹で妹の名前はサーシャ。

 生物以外ならどんな物でも自分だけの異空間に収納できる「倉庫」の異能が使える。

 名ばかりであるが一応男爵家の長男で、将来は爵位を継ぐ予定。

 ちなみに巨乳好き。


[サイの両親]

 サイの両親。

 父親は一応はリューラン男爵家の当主なのだが、男爵家と言っても名ばかりなので実際はイーノ村の村長ぐらいの権限しかない。

 サイの曾祖父、つまり自分の祖父が生前大商人で大量の遺産を残してくれた為、生活にはそれほど困ってはいないが、サイの軍学校の学費と共にアイリーンの学費まで払ってしまった事を心底後悔している。


[サーシャ・リューラン]

 サイの妹。

 女、十五歳。

 話す時に言葉を伸ばす癖がある。

 兄であるサイが持つ「倉庫」の異能を羨ましがっている。ちなみに本人は自分や手に触れた対象を宙に浮かせる「浮遊」の異能が使える。

 言葉には出さないが内心では姉を欲しいと思っており、密かに兄であるサイと幼馴染のアイリーンがくっつかないかと期待していたが、三年間ぶりに帰郷した兄の話を聞いて諦めている。

 現在はピオンが兄とくっついて姉になってくれないかと期待している。


[アイリーン]

 サイの幼馴染。

 女、十八歳。

 祖父の代で没落したフランメ王国の名門貴族の娘。

 今は亡き祖父から貴族としての教育を受けて貴族としての精神を持っているのだが、そのせいで辺境の田舎であるイーノ村の人達と馴染めず嫌われており、彼女自身も自分の両親を含めたイーノ村の人達を下に見ている。

 軍学校に入学するまではイーノ村のガキ大将みたいな感じで、よく面倒ごとを起こしていた。

 かなり自己中心的な性格で家の復興を悲願としており、それ以外には興味を示さない。

 サイを軍学校に誘った張本人なのだが、その理由は両親にサイを誘う事が軍学校に入る条件とされたからであり、幼馴染でありながら現時点ではサイに何の感情も抱いていない。

 現在は軍学校で知り合った王族(女性)と行動を共にしており、士官学校に進学する予定。

 ちなみにサイが成り上がったら「ざまぁ」をされる予定。


[アイリーンの両親]

 アイリーンの両親。

 父親はアイリーンの祖父にあたる父親が没落するまで貴族であったのだが、現在は平民としてイーノ村に馴染んでいる。

 常識人であると同時に苦労人で、没落した心労で病床の身となった父の面倒を見ながら父やアイリーンがイーノ村で面倒を起こす度に面倒をかけた人達に頭を下げていた。そのせいもあってイーノ村でのアイリーンの両親の評価は娘とは逆に高い。

 アイリーンが軍学校に入学したいと言い始めた時に「サイを一緒なら入学を許す」という条件を出したのは、サイも軍学校に入学したら彼の両親から軍学校の学費の借金をしやすいという打算から。結果、サイの両親はアイリーンの学費も支払ってくれたのだが、三年間ぶりに会ったサイの口からアイリーンが彼にした仕打ちを聞いて顔を青くした。


[ピオン]

 サイが前文明の遺跡で発見したホムンクルスの少女。

 ホムンクルスの中でも「ペオーニエ・タイプ」という特別製で、従来のホムンクルスと比べて非常に感情が豊か。

 保存カプセルから前文明の知識を入力されている為、かなり博識である。

 外見は鮮やかな赤紫の髪が特徴の十代後半くらいの美少女。

 自分を目覚めさせた主人であるサイの補助を自らの役目としていて、自分からゴーレムトルーパーのドランノーガに吸収されてゴーレムトルーパーの専用オペレーターとなり、私生活でも戦闘でもサイの補助をする。

 ちなみにロリ巨乳。

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