第5話幼なじみ
「トムーー」
「どうしたんだ、シシリー?」
今日も無能者の俺といるなんて、珍しいやつだ。
「何いってるのトム、今日は年に一度のミカ復活祭(お祭り)じゃない」
ここでミカ女神について話さなければならない。ミカ女神とはかつてこの世界が魔王という魔物の王に支配されそうになった時にこのミカ女神が滅ぼしたが、そのときの技の反動で死んでしまったがその功績のため女神になりこの世界のどこかで復活し、世界が混沌に陥る時に現れる、と言われている。
しかし俺を呼んだのは多分こいつなので、世界を混沌に導いても現れないだろう。
(この世界に存在する神は創造神とミカ女神だけとされているが、創造神は世界を創造した時に死んだとされている。だったらなんでこいつどうやって女神になれてるんだよ)
「そうだなまぁ俺は女神なんてもの信じたくないしな」
なぜかって、そんなのは簡単だよ、もっと人を殺せる魔法が欲しかったのに
「何いってるのよ、まさか無能者だったことまだ怒ってるの。まあ仕方がないわね。
なんで女神はこんないい奴に才能を与えなかったのかしら?」
ほんといい奴だ、こんなにいい奴だと殺すのためらっちゃうな。まぁ殺すんですけどね(^O^)
「で、今年も一緒に行くのか?」
毎年一緒に言ってるがこいつに友達はいないのだろうか?もしや、誘いを断ってきてるんじゃ!あっ言っときますけど俺の友達はシシリーだけですよ。あっぼっちですかとか思った奴お前に死ぬ呪いでもかけてやろうか。
「当たり前じゃない!あんたといると何か奢ってくれたりするしね。」
おごり目当てかい!
まぁいいだろう、時期にこいつも死んでしまうんだから。今のうちにおいしいものでも食べさせておいてやるか。
「いいですよ。今回はバイトしてお金があるのでね。」
「やったー!!」
この喜びよう本当に俺との同じ16歳なのだろうか?まぁなんとも微笑ましい
「では今夜広場で会うか。」
「わかったわ。今夜広場にお金持ってきてねー!」
なんか歳が同じの娘を見ている気がする^_^
「さて、一度家にお金を取りに帰るか。
あいつは結構食うからバイト代全部持って行くか」
全部のバイト代がなくらなないことを祈って家に戻るとまだあった
そしてシシリーの死はあと1ヶ月となっていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます