傷だらけの神様/千石京二

作品名:傷だらけの神様

作者名:千石京二

性癖:つらい人生をサバイバルしてきた人、理屈をこねる台詞、貧乳

作品URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054894847806


 小説の概要にも書いてある通りの男女のピロートークのお話なんですが、内容は割りと重い過去のお話。内容は重いですが、お互いに生を育む行動をした後だからなのか前向きな内容でこれからの二人の幸せを祈りたくなります。

 自分が生きている意味の為に自傷し、他者の加害を許すその精神は人ではなく神に近い物を感じますが、これも虐待による精神や肉体の未発達の影響なのでしょうか。

 彼と出会った事で、彼女はこれから人に落ちて成長していくのかもしれません。

 神は完成されているからこそ成長しない。成長するのは人間だけである。

 イタリア映画のラブロマンスの様な雰囲気がとても好みでした。


 ただ、これは自分が悪いのですが、リスカだらけで縞々になっている手首や太ももをイメージすると、どうしてもギロ(楽器)が出てきてしまうんですよね。

 そのせいで最初の方で笑ってしまいそうになりました。これは100%自分が悪いので講評には影響しません。

 自分だけが苦しむのは悔しいので、縞々のリスカ痕を見たらギロ(楽器)を思い浮かべてしまう呪いをみんなにもかけます。さあ、ギロ(楽器)を画像検索するがいい。

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