1ー2
「……なんとか出来るの?」
「もちろん、でなきゃ最初っからこんなにでしゃばってないよ」
そして俺はポケットから一つのスマホを取り出した。
そして、こう叫んだ。
「警察を呼びます!」
「「「「………へ?」」」」
ピッ、ポッ、パ、
「あ、警察ですか?えーとですね。天海学校の近くにあるコンビニで万引きがありまして、はい。それで通報したんですけど〜あ、はい!すぐに来ると!分かりました、それでは…」
ブチッ、ふぅ〜やりきったぁ〜
「通報したんですぐに来ますよ!」
「「「「お前がするんかい!」」」」
性悪3人組と店員は良いツッコミするなぁ〜!
性悪3人組と店員は腑抜けた顔をした後、ツッコミをしてきた。白崎さんも最初は少し驚いたすぐに目を細め、分からないと言う顔をしていた。
「こう言うのは公務員である警察に頼んだ方が早いかなーって、あはは」
「ふっ!やっぱり証拠が無いからそんな事を言ってるんでしょ!まぁ、これで警察を呼ぶのも省けたし、白崎さんが万引き犯として捕まるのも時間の問題よ」
「そうそう、天才の白崎さんが万引きするなんて、クスクス」
「犯罪を犯した人って前科持ちって言うんだっけぇ?その仲間入りしたね!結衣さん!」
3人組が結衣さんに向かって煽るような言葉を言っていたが、結衣さんはそれを受け止めておらずいつもの無表情の冷静さを保っていた。
「そうですね!貴方達3人組は前科持ちの仲間入りしましたね!」
「「「……は?」」」
俺は満面の笑みを浮かべ3人に言った。だってこの三人組がこれから起きる自分達の事を分かっているだ。
「何言ってんの、お前?なんで私達が前科持ちになってんの?」
「そりゃー貴方達がこの商品を白崎さんに万引きとしてなすりつけ、犯罪者に仕立て上げようとしたんですから」
「だ、か、ら!あんたはその証拠が無いから警察を呼んだんでしょ!?」
「えぇ、だから警察に鑑識してもらうんですよ」
反撃スタート。ニヤリ
「……は?かんしき?」
「そう、刑事ドラマでも見た事あるでしょ?
鑑識ってのはねぇ、色んな物から鑑識出来るんですよ。足跡、血痕、毛髪、唾液、皮膚片、体液……まぁ今回は指紋ですかね」
「え?……そんなのドラマだけじゃ…」
「貴方の頭はお花畑ですか?実際にあるから刑事ドラマにも採用されてるのに無い事をやる訳ないでしょ?」
「は?!ふざけんなよ!」
「まぁまぁ、それに白崎さんは商品を触りましたか?」
「……触ってない」
レジにあった商品を持って白崎さんに見せると横に頭を振り触った事を否定した。
三人は最初の頃よりニヤニヤ笑顔が少なく焦りが出ていた。
「もしですよ?もし、この商品から白崎さんの指紋が出なければ貴方達が嘘を言った事になるんですよ。だ、か、ら、俺はそれを証明する為に、警察を呼んだんです」
「「「………」」」
「あれ?黙っちゃいましたねぇ?どうしたんですか?あれだけ結衣さんを万引き、万引きって言ってた癖に自分達が不利になると黙っちゃうですか?ぷぎゃー!」
俺は煽れる時に煽っとこうと思い煽っていたら怒りが頂点に達したのか隣にあった缶を投げてきて俺の頭に当たり血が少し出てきた。
「っ!」
「ふざけんなよ!さっきから聞いてりゃー!あーやったよ!私がこの女を嵌めるために鞄に菓子入れたよ!」
言っちゃったねぇ、やっちゃったねぇ、
俺は頭から流れる血を押さえながらニヤニヤと笑ってしまった。
「な、何!笑ってんだよ!気持ちわりーよ!」
「いや〜、貴方がやっと本当の事を言ってくれたんでねぇ、嬉しくなって…つい」
「!?」
「人間って怒りに任したら何言うか分かりませんしね?気をつけた方が良いですよ?」
「は、はぁ?何言ってんだよ!何も言ってねーし!」
いやいやいや!それは流石に見苦しいでしょ!
弁明とは言えないような事をぐだくだと言い始めた性悪3人組を俺と店員は呆れて聞いてると警察官の二人が入ってきた。
「通報を受けて来たんですけど……これはどう言う状況ですか?」
「あ、お巡りさん。通報したのは俺です」
「で、万引きしたと言う者はどの方ですか?」
「えーと、この3人組がこの人に万引き犯にしようとしたんです」
「それは本当か?」
「う、嘘よ!私達はこの人が万引きしたのを店員に言ったら嵌めたとか言って嘘をいったんです!」
「双方の意見が割れてますね、どうしますか?」
「そうだな……証拠でも有れば分かるんだが」
「ぐっ、」
3人組は結衣さんが万引きをしたのを見たっと言う言葉だけでは確信には至らない。
警察官が三人組が結衣さんになすりつけたと進言した俺の方へ向いた。
「君は何かこの三人が万引きの罪をなすりつけたと言う証拠はありますか?」
「証拠ですか?そうですねーか、ん、て、いでもしてくれれば分かるんですけどねー。あ、今何時ですか?」
「じ、時間か?今は……5時50分だが…」
「5時50分?!やば!電車の時間に間に合わん!」
「そ、そうか。でも、君にはこの子が万引き犯では無いと言う証拠を提出してもらわなければ…」
「ふ、ふっ!そんなの無いって言ってたよ!」
「そうなのかね?」
「え?ありますけど?」
そして俺はスマホを取り出し、画面にはマイクのマークが出ていた。
「それは?」
「これはとある女子高校生の音声です。あ、盗聴をしたとかじゃ無いですからね」
「そ、そうか。てっきり別の事件を言い始めたのかと……」
そんな訳無いでしょ!わざわざ自分が犯した犯罪を他の犯罪の途中で言う犯罪者はいませんよ!全く〜
「そ、その音声っていつ撮ったの?」
「うーとね、今日だねぇ〜あ!しかも!丁度俺が君達に話してた時だ!あいたたた、しまったなぁ〜どうして録ってしまったんだろ〜」
「「「………」」」
「君達に話してた時……君、その音声を聞かせてくれないか?」
「もちろんですよ、その為に録音したもんだからな」
多分俺は悪い顔してるだろうなぁ!うん、荒木にも言われた事があるからな!
『おめぇ、人を貶めるの好きだな』
『そうかなぁ?』
『なら、何故!俺の目の前でこんなハイスコア出すんだよ!(ゲーム機バンバン!)』
とある日、俺は荒木に誘われバスケットボールを投げて入れると言うゲームで運動系男子の荒木よりハイスコアを問答無用で出した事によりプライドを尽く崩壊させた事によって言われたのである。
そして俺はスマホを警察官に渡し、音声を流したのだ。
『ふざけんなよ!黙って聞いてりゃー!あーやったよ!私がこの女を嵌めるために菓子入れたよ!』
「……これは貴方の声ですよね?」
「え?……そ、それは…」
「それに〜、この缶を俺に投げつけて来て〜頭から血が出てるんですよ〜」
「大丈夫ですか?」
頭から手を離して血が出てくるところを見せたらもう一人の警察官が心配してきた。
二人目の警察官は性悪3人組を睨むつけこう言った。
「貴方達3人には話を聞く必要がありますね」
「は、はぁ!?私は関係ない!」
「わ、私も!」
「な!?お前ら!」
リーダーの女が不利だと思い、取り巻きの二人が我先!っと思い逃げるような言葉を言っていたが逃げられる訳でも無く御用となった。
「あ、電車……」
現在の時刻!6時15分!電車はもう出ている!
ーーー
【海男】執筆中……(あれ?なっか書いている内に主人公が煽ってくるうざい系に…なってるねぇ?)
【主人公】ま、良いじゃね?
【海男】ま、良いか。これで行こう。
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