心中複雑ではありますが、これも一つの形なのか。
出来れば、透としてプレイヤーでいて欲しかった気持ちもあり
象の気持ちを汲むならこうなるのかとか……
色々考えさせられる作品でした。
個人的な意見ですと
透の名前で出る事を納得するまで
お互いに話して欲しかったのかな?
上手くは言えませんが、逆に上手くないまぜに
させられる内容だったと思います。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます。
この作品について、いろいろと真剣に考えて下さって嬉しいです。
擦れ違ってしまう部分よりも、双子だから言わずとも互いに通じ合う部分もあるのではないかと思って、こういう形をとらせていただきました。
また、この作品内では直接的には書かれていないですが、一応プロになる時に関係者には透だということを知らせている設定があります。
ふたりで掴んだ夢ですな! よき物語をありがとうございますぞ!
作者からの返信
こちらこそ読んでいただきありがとうございます。
編集済
はじめまして、姫乃只紫と申します。
練習の虫である兄と天才肌の弟──双子を題材に含む作品としては王道の構図である一方、物語の随所に散りばめられた繊細な比喩表現にただただ圧倒されました。『透き通る想い』の「からからと回転する車輪の音が、短くなって息を止めた」が特に好きです。体(たい)どころかのちに辿る運命さえ示唆するような、ある種呪いじみたネーミングも素敵です。
象は倒れた拍子に強く頭を打って亡くなった>
この一文に何とも云えない気持ちになりました。倒れたと云うことは当然立ち上がろうとしたわけで。立ち上がろうと思い至った経緯に、色々想像を膨らませると──何かもうね。やはりそう簡単に割り切れるものではなかったのかなと。
作者からの返信
お読みいただき、コメントもありがとうございます。
お褒めの言葉も光栄です。車輪の一文は自分でも気に入っているので、お気に召していただけて嬉しいです。
象の死因ですが、けっこうそこの設定は地味に力入れて考えていたので、注目してもらえて嬉しいです!まだ確定したわけではないのですが、番外編としてその場面も書こうかなと思っていたので、書いた際はまた読んでいただけると嬉しいです。
見惚れるほど、繊細で細やかな情景・心理描写ですね。
お互いがお互いの存在を強く意識し、その内に秘めた思いを察していながら、言葉を交わすことはしない。
男兄弟だとそんな感じなのでしょう。
そんな内向的な複雑さが、弟が兄に成り代わってプレーヤーになっていくことへと繋がる。
この兄弟にすんなりと共感はできませんが、二人の行動を理解はできます。
面白かったです。
作者からの返信
さっそく読んでいただきありがとうございます。
情景・心理描写は一番力を入れていたところだったので、褒めていただけて光栄です。
通じ合えないもどかしさというか、そういう切ない感情を描きたかったので、頂いたお言葉からそれが少しは伝わっていたのかなと思えて嬉しいです。
この作品は男兄弟・双子やサッカーなど私の身近にはないものばかりを題材に取り入れた作品だったり、物語構成をいっそう工夫して考えたり、ある意味始めてだらけの挑戦の作品だったので、面白いかどうかは不安なところだったのですが、そう言っていただけて、挑戦した甲斐があったなと思いました。
本当にありがとうございました。