32話

 ヴァルが開示してくれたステータスは、こんな感じだった。



『ヴァル・ノースサンセム・ペディラム(碧䒾の神獣ワンコ)


 男オス


 Lv:999999(※未カンスト)

 

 HP:∞

 MP:∞

 攻撃:999999

 防御:999999

 命中:999999

 回避:999999

 強靭:999999

 貫通:999999

 

 スキル&称号

 6龍神に愛されし存在もの

 神々に愛されし存在もの

 創造神より生み出されし存在もの

 生と死を司る存在もの

 武術を極めし存在もの

 武術を超越し存在もの

 魔術を極めし存在もの

 魔術を超越し存在もの

 聖域を管理する存在もの

 スキルを極めし存在もの

 スキルを超越し存在もの

 気配察知∞

 気配遮断∞

 収納ボックス(重量・生死無視)∞

 解体∞

 隠蔽∞

 痛覚無効∞

 毒無効∞

 麻痺無効∞

 浄化∞

 回復∞

 即死術∞

 精神術∞

 影魔術∞

 使役術∞

 

 ※神以上の力を持つ神獣。

  怒らせたた場合、軽く一つの惑星ほしを滅ぼすことも可能。

  間違っても機嫌を損ねてはいけない危険な神獣』




 え~っと、こんなの見せられて固まるなって言うほうが無理だと思う。

 しかも、最後の注意書きみたいなのは誰目線なのかな・・・



「ねぇ、ヴァル。一つ質問しても良いかな」


『どうしたのだ?』


「ヴァルのステータスで注意書きみたいなのあるんだけど、それって誰目線なの?? 」


『これは火の神が統治していた惑星ほしで、我が休憩してたところを誤って火事を起こされてな』


「火の神様・・・。神なのにドジッ子属性なの!? 」


『その火事で我の毛が少し燃え焦げたので、半壊しただけだ』


「はっ!? 半壊!? 」


『うむ。それ以来、こういう説明書きが付いたのだ』


「いや、『付いたのだ』じゃないでしょ!」


『昔の話だ。今は、この森に棲むもの達と大人しく過ごしている』



 それにしても、惑星一つ半壊って・・・危険ってレベルの次元超えてるでしょ!!

 これは・・・



 ―――『待て』を覚えさせないとダメなパターンかなぁ―――

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