19話

 さて、ステータス確認してみようかな。



『卯月碧䒾(転生者・死に場所を探し求める者)

 

 男(※双成)

 

 6龍神に愛されし者・神々に愛されし者(クレアツィオーネの加護)

 

 スキル:同化Lv3・隠密Lv3.5・隠蔽Lv6・気配察知Lv3.7・想口紡変換Lv5・胃腸強化・俊足Lv5

 脱兎Lv4・痛覚無効・毒無効・麻痺無効・言語・異世界知識・薬草採集・毒草採集・浄化Lv2.8

 回復Lv3・装飾Lv1・沙芽Lv7・解呪(解除)Lv3(30/100)・即死魔法(自分には使えない)Lv18』



「・・・・・・」


『どうしたんじゃ?死んだ魚のような目をしとるが・・・』


「(解除使えるのはいいとして、100人中30人しか解除出来ないっておかしくない!? )」


「頭痛くなってきた・・・」


『どんなスキルがあったんじゃろか・・・』



 というか、む・・・じゃなかった。妖精って一人って数えていいもの?

 僕の視界に入っている個体のごく一部しか解除できないんだけど・・・



「えっと・・・ね?」


『なんじゃ?解除出来ないのかの?』


「出来なくはないんだけど・・・制限ついてて全部とは限らないんだよね・・・」


『なんと!? では、どんなふうになるのじゃ?』


「おばあちゃん、妖精って数える時ってどっちに分類されるの?」


『一人二人じゃよ』


「えっ!? 一匹、二匹じゃないの!? 」


『じゃからの!虫ではないぞぃ!! 』


「僕から見たら、虫と一緒なんだけど・・・」


『ほんに失礼なおのこよのぉ・・・』


「いや、だって・・・見たまんまで言ったら、まるっきり虫と同じ大きさだし・・・」



 ・・・チョンチョン・・・


 ん?なんか髪の毛を引っ張られてるような気が・・・

 あんまり見たくないんだけど、確認しないと先に進まないんだよね・・・



「・・・・・・へ!? どこの森か忘れたけど雀だ」


『アニさま?わたしは此処の森に住まう雀チュン』


「・・・・・うん、まぁ、なんだろ・・・このデジャヴ感・・・」


『ところで、アニさま。リジュの森から来なさったのかぇ?』


「リジュ?って、離樹のこと?」


『寂れた森と言われている場所よ』


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