酒のツマミになる映像作品(1)

 これから列挙する五作品は、俺の、俺による、俺の為だけに選んだ「この作品を見ながらだと、酒が進むわあ」という、酔っ払いの戯言です。

 酔っ払いの戯言です。

 試しにこれらの作品を視聴しながら飲んで、「え? これ、分かんないわ。俺には合わねえ」となる可能性もありますが、少なくとも俺のチープな脳は「ギャハハハ、面白え、酒が進むわ〜、これはもう、酒の肴と言って過言ではナイアガラ」と反応しました。

 だって、そういう脳なんだもん。




『浦安鉄筋家族』(2020年テレビドラマ版)


 週刊少年チャンピオンを読んでいる者なら必ず知っているし笑っているし笑い過ぎで腹筋を痛めているギャグ漫画の金字塔。まさかの実写ドラマ化。

 主演は、あの佐藤二朗(どーーん)

 あの、佐藤二朗(どーーん)

 佐藤二朗が、小鉄です。

 嘘です。

 佐藤二朗の大鉄が、主役。

 煙草をスパスパと、三歩で一本吸うキャラを、主役に。

 ジョジョの空条承太郎の喫煙シーンですらモザイク処理されるこのご時世に!

 ファッキン気に入ったぜ。そのクソ度胸!

 まともに観てはいけないギャグ展開に、酒の酔いが進む進む。余計に飲める事、確実!!


 今、絶賛放送中だったのに、新型ウイルス騒ぎの影響で「勇者ヨシヒコ」の傑作選が代わりに流されています。無事に放送再開されておくれ。

 もう、『浦安鉄筋家族』抜きで酒が飲めない体に…なっていません。飲んでいます。でも本当に無事に放送再開してね。




『ポプテピピック』(2018年アニメ版)


 あまりのシュールさ・時事ネタの多さ・パロディの豊富さ・ブラックユーモア・アサヒスーパードライに、アニメ化は無理だろうと、秋葉原の里の者達が声を潜めて囁いていた四コマ漫画のまさかのアニメ化。

 2018年の大当たりアニメです。

 本当は2017年に放送予定だったのに、テレビ放送枠を買いそびれて放送時期がずれちゃった(てへ)という要らんエピソード付き。

 放送前から特殊であったが、放送されてからも特殊だった。


 Aパート前半Bパート後半が同じアニメで、担当声優だけが違うという奇襲!

 まさに奇襲!

 しかもキャシングが、いやキャスティングが仕掛けたっぷり。

 三ツ矢雄二&日高のりこ(『タッチ』の主役コンビ)

 日笠陽子&佐藤聡美(『けいおん!』繋がり)

 中村悠一&杉田智和(『東京エンカウント』)

 三瓶由布子&名塚佳織(『エウレカセブン』)

 穿って見たらというか聞いたら、ぶははと笑ってしまうキャストの数々に、声優オタクまっしぐら。

 声優さんに関する知識が無くても、このカオスな作品は酒を飲んでいる時には最高の肴です。




『ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン』(Amazonのオリジナルドラマ)


 アクション映画スター、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが、実はシークレット・エージェントとして活躍していた! という設定の基に作られた、Amazonプライムだけで視聴出来るアクション・コメディです。

 一話三十分前後で、全六話。

 この半端な制作数も、ジャン=クロード・ヴァン・ダム(笑)


 引退していたスパイ業に復帰するも、失敗続きでドツボにハマるという展開と、隙あらば過去の出演作を周囲に吹き込もうとステマするけどスベるお約束に、抱腹絶倒。




『ドラッグストア・ガール』(日本映画)


 宮藤官九郎の脚本作品で何が好きかって、このコメディ映画。

 田中麗奈が演じる女子大生主人公が、失恋して電車でウッカリ流れ着いたど田舎のドラッグストアでバイトを始め、周辺の暇な「おっさん達」が彼女に惚れて常連客に。

 この暇な「おっさん達」が、彼女の気を引こうとラクロスを始める辺りから、もう題名であるドラッグストアは全然関係なくなります。

 助平心でラクロスを始めようとする「おっさん達」ですが、悲しい事にラクロスは男女別のスポーツでして。男子ラクロスの荒々しい洗礼を受けて無理を悟った「おっさん達」は、主人公に懇願する訳。

「女子ラクロスを教えてくれ」と。

 おっさん達が。

 おっさん達が、真面目に女子ラクロスを始めるという、ほらもう、酒飲まないと見ていられないでしょ(笑)




『おめがシスターズ』(登録者数20万人超えのバーチャルYouTuber)


 バーチャル双子YouTuberユニットが、週に3〜4回の頻度で動画を投稿しておりまして。いわゆるVtuberですが、実写での映像も果敢に作り上げる、相当にアグレッシブなユニットです。

 ゲーム実況、実験、インタビュー、漫才、カバー曲、趣味全開の大人買い結果公表、最新技術の紹介と、Vtuberがやる事は総てこなしている。

 この双子を紹介しておくと、


 おめがレイ…ツッコミ担当の姉。企画・技術面で妹を無理矢理引っ張る。常識的な言動が多いが、サイコパスな発言も相当数披露され、色相は相当に濁っている。だがそこが良い。重度のガンダムオタク。


 おめがリオ…ボケ担当の妹。かなりカオスでピーキーな言動と行動力の持ち主で、時々首をR田中一郎のように外す。うん○を主とする下ネタが大好きで、地上波放送で紹介される際にも、うん○を持ち込んでテレビ局サイドを騒然とさせた。N H KのVtuberのど自慢に呼ばれなかったのも、これが原因と思われ、それをネタにした自虐的動画も作成されている。


 基本はマッドなお笑い系の作風なので、酒の肴にはピッタリ。



 

 これも、上げようとすると、キリがない題材ですね。

 第二弾も、書き溜めておきます。

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酒よ大地に還れ 九情承太郎 @9jojotaro

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