第4話あの山

ー山自体の標高はそんなに高くない


丘に似ている山である、小さい山なのだ


ーーーけれども、一度迷ったら、出てこられない

そう噂されてるほど、迷いやすい


6年前ーー赤い月の夜レッドムーンの時だった

「痛い、、、、痛い、、、、痛い、、、たすけて、、、あう」

体に刺さった矢が抜けず、、、苦しんでいた人は一匹の狼にあった


「お前、うまそうだな」

「ひっ、、、、」

その人物は恐怖でガタガタ震える、(、、、なんで日本に狼がいるの、しかも喋ってるし、、、、怖い、喰われる、いや、、、、を守らないと、ここで死ぬわけにはいかない)


「おい、やめろーーにばれたら叱られるぞ、、大将のもとへ連れていけ」

その直後、大型の狼が現れて、そうさとし、連れていく


ーーこの山は、、、一匹の化け物の「縄張り」なのだ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「、、にゃおん?」猫を抱える男性、声真似をする女性


「お前ーどこから来たのー」

弁天は、優雅にけづくろいをする

そしてそのあと、くわぁと口を開けて、どっかえいったと思えば

廊下の端にある、庭に面するところでー日向ぼっこをしている



ー男は、昨日の夜のことを思い返す

「、、、、ぱくぱく、うまい」

「、、、、、、、おいしい」


ーー男は、料理はそこそこできるからこそ技術に驚嘆し

女は料理などからっきしだからこそ素直に味を楽しみ

そうこう、してると寝る時間となった

「なぁ、仕事どうする?」

「やる」

「じゃなくてさ、ここは「あの化け物」がいるーー本当にやるのか?」

「やるのか、じゃなくてやる」

「わかったお休み」


ーーしかし眠れないのである、彼女の父君の指令はーーどうしても倒さねばならない相手がいる

しかし、今はどこのいるかわかんないから探して倒せということだった

(あの山にいるかもしれないってもねぇ、行ってはいけない気がするんだよなぁ)


そのことを思い返して、猫をぼんやり見てると

「、、、あの、お二人とも」

伊津之目がくる「あの山には近づかないでくださいねーー危険ですので」

「危険?ですか」


「ええーーーあの山は3年前、工事現場の人が言った際、トラクターもショベルカーもなにもかも、「全部ぶっ潰されたそうです」

もう一度言いますがーーあの山には近づかないでください

ーーーーー命の保証はできません」


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もののけは笑うが如く 暇の三 @13222uygu

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