第2話にゃーにゃ―(余は満腹なり)

弁天は、うつらうつらしてきたのか、「伊津之目いづのめ」の腕に乗り

まるまる


地下室を降りるとーー中は暖かくなる、、、というか暑い


伊津之目にとってはかっては毎日のように、感じていた暑さだそこまで、暑いとは感じない

「んにゃ」

でも、弁天はそうじゃなかったのか爪をたてる

そんな弁天をやさしく抱きながら


「お久しぶりです「お母さん」


ーーー大きな、大きな機械プロテクトをつけられた身長30メートルにもなる

紅い大きな「鬼」を見上げる

ーーその「鬼」は寝ているが、、、そっと近寄り伊津之目はいつものように

専用のウーオータータオルーで体をふく

そして、そのあと「エンリル」を離れ、、、「ウオータードレス」らにもしていく


ーー体から「きいちご」をだし、、、鬼達の口に直接投げ入れる

地熱のせいで、かなり暑く、、、それも蒸し暑い感じではなく


湿度自体はそこまでない、ただ純粋に暑いーーまるで、溶けた溶岩がそばにあるようだ

恐るべきは、伊津之目は汗をかいてないということか


弁天は猫パンチを繰り返している


「じゃ、またくるからね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「東棟の怪物」


「ええー東棟は本来お客を止める西棟とは違い我らの住処なのですが

   「開かずの部屋」とよばれるところがあるんです

それも何か所も」


「聞いたことがあるわーー強制収容所とかいろいろ聞いたことがある」


ーー人のうめき声が聞こえる、幽霊が出るetc.


「いまでは、そこは「封鎖」されましたがーー近づかないほうがいいでしょう


それで、皆様方はいったいどうされたのですか

何の理由があってここへーー」


その質問には、どうして一度この屋敷を捨て、、、外国まで行ったのに

今頃になって屋敷へ戻ってきたのか?

という咎めるような視線が入ってたーー


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る