感謝
俺はその次の日、芽衣に電話して昨日の事を話した。
芽衣は落ち着いた口調で俺に聞いてきた。
「どうしたいの?」
たった一言、それなのに俺に重くのし掛かる。
俺が黙っていると芽衣は言った。
「未映ちゃんの所に行くなら行ってもいいと思う。
…ただ一つ言いたいのが、未映ちゃんの所に行っても苦しいだけだと思うよ。
…芽衣が言いたいのはそれだけ。バイバイ、今までありがとう。
凄く楽しくて、幸せな日々でした」
そう言って、芽衣は電話を切った。
芽衣は分かっていたのだろう。未映からメールが来た時から、二人の関係が終わることを。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます