第29話:幕間:登場人物紹介


最高機密文書:魔界暦535年8月15日、魔王閲覧

魔王軍第2親衛隊第1軍団長リリト・ナイトメアより


●魔界陣営(魔王軍第1遠征軍。以下、遠征軍)

・ベリアル(人間名:アルベリ)

……遠征軍の最高司令官。人間族の男。かつてはイスタニア王国の軍人だった。

  戦術指揮に秀でるが、船酔い、ゲコ、偏食、魔法が不得手など弱点も多い。

・アークフィート・レオーガス

……ベリアルの副官。双角鬼人族の少女。幼少期の事件で、右のツノを失った。

  魔法と剣技に優れ、戦闘能力が非常に高い。クールに見えるが、案外短気。


・エルトルト

……ベリアルの副官。一角鬼人族の女。諜報や心理戦に精通した魔王軍の参謀。

  魔王への忠誠は絶対。同胞には優しいが、人間族や妖精族に対しては冷酷。


・アングエル

……遠征軍第1軍団長。一角鬼人族の男。圧倒的な物理的戦闘能力を誇る猛将。

  レオーガス家の元使用人。鬼人族指折りの巨漢であり酒豪、そして大食漢。


・モノ/ユニ

……遠征軍第2軍団を率いる単眼鬼人族の双子姉妹。遊撃部隊として活躍する。

  姉のモノが空中騎兵を、妹のユニが魔道騎兵を率い、巧みに連携を見せる。


・シェイド

……遠征軍第3軍団長。双角鬼人族の男。陣地の設営や城の攻略を専門とする。

  平時は攻城兵器の研究・開発に没頭し、大概はガラクタの山を築き上げる。


・セイゴル

……遠征軍第4軍団長。一角鬼人族の男。戦場では無能だが、兵站に精通する。

  平時は民間の商人。自分では虫一匹殺せない。鼻血を見て失神したことも。


・クルート・オルガニア

……遠征軍第5軍団長。双角鬼人族の男。威力偵察など危険な任務を担当する。

  実家が大富豪なせいか、良く言えば気前が良く、悪く言えば金遣いが荒い。

・バセット(未登場)

……クルートの副官。一角鬼人族の男。貧民の出身で、一兵卒からの叩き上げ。

  若輩ながら実戦経験は豊富であり、挙げた首級や手柄も多い。ただし童貞。


・テンプター

……遠征軍第6軍団長。双角鬼人族の女。自ら前線に出る武闘派だが、天然系。

  その笑顔に騙され、落命した将兵は数知れず。有志のファンクラブもある。

・アンブラ

……テンプターの副官。一角鬼人族の少女。治癒などの支援魔法を得意とする。

  テンプターにとっては最良の保護者であり義妹、かつ可愛いペットである。


・魔王ディアボロス・アサグ・アーリマン

……魔界の支配者にして魔族の王であり、魔王軍の最高司令官。魔神族の少年。

  アルベリとアークフィートを登用し、魔王軍を創設する。野心家で好色家。





●人類陣営

・アレイオス(名前のみ登場)

……イスタニア王国の大将軍。王国の矛として、強大な野戦軍を指揮する老将。

  7年前、王国軍による魔界遠征を指揮した張本人。冒険者を軽視している。

・リリック

……アレイオスの副官。語学に秀でており、イスタニア王国の外交官も務める。


・タイゼリック(未登場)

……イスタニア王国の大都督。魔道士や冒険者を積極的に活用し、国防を担う。

  アレイオスとは反りが合わない。また、勇者の召喚にも異議を持っている。

・アリステリア(未登場)

……エルフ族の女騎士。神翼騎士団ミスリル・ウィングの隊長。白毛のユニコーンで戦場を駆ける。


・ビスティア(未登場)

……大神殿警護隊の筆頭魔法騎士。アレイオスの孫娘で、マルキウスは婚約者。


・アイテトラ(名前のみ登場)

……女冒険者で魔法剣士。高度な剣技に加え、多種多様な魔法を駆使する強者。

  司令官としての伸び代も見せる。割り切りが良く、決断も早い。父は軍人。


・マルキウス(未登場)

……イスタニア王国の若き将軍。王国の北辺を守る。優れた魔法剣士でもある。

  主義主張はタイゼリックに近く、冒険者や他国の戦力を積極的に活用する。


・エルマナ

……イスタニア王国の女王。ロムルス・ポリスの大神殿で、勇者の召喚に臨む。


・スタンハット(未登場)

……ゲルガニア王国のアドリア総督。イスタニアに加勢する準備を整えている。

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