兵士の移動および防衛準備1261文字


 夏初めに兵士をヒラちゃん国家に集めました。いやーすごいなー壮大そうだいだなーしっぽブンブン丸。


 よーしソラちゃん国家へ出発する号令をかけよう。

「みなさーんよく来てくれましたー。これよりソラちゃんを助けてパールライトの将来も助けまーす! いざゆけー! しゅつじんじゃー! ドンドコドンドコドンドコ!」


 みなさんノリ良く進軍してくれまして、半月ほどで堂々とソラちゃん国家に侵入しました。侵入ゆうても、救援軍だけどね。食料と水問題は水を生み出せる魔術師がわが軍に多いことそしてモロコシで全然問題なかったよ。うちの軍隊最強伝説。


 おし……ろ、かな。学校のころ聞いた話だと、独立して間もなくオークのいびりが始まったそうのです。だからなのかお城がぼろっちいです。サクラの砦より若干ひどいかもしれない。

 しかし、これ言ってしまえばオークによるソラちゃん国家の暴行なので、ちょっと憤りを感じるね。生かさず殺さずをやってるし。


 おし……ろのエントランスにてソラちゃんと再会。

「ソラちゃぁぁぁん! 助けに来たよー!」

「本当に助けに来てくれるなんてソラはソラはとてもうれしいの!」

「まあ、おいしい資源あるし……」

「オークやっつけたら貿易しようねサクラちゃん! 労働力は……少しだけある……」

「スーパー穀物の貿易もするから労働者の集約もきっとできる! まずはオークのいびりを抑えるために、この城と各村に防御魔法を展開していくね! そういう手はずだよね、エルたん?」

「そうでス。全部張りまス。お城は超強固なものを、村は略奪グループを撃退できるものを展開しまス!」


「というわけだ、まずは準同盟を結んで相互友好条約も結ぼう。国家の行為だからこういうところは詰めていかないと」

「サクラちゃんとてもとても立派になってるね! ソラびっくりしちゃった」

「まあ、一国を背負ってますからね」


 ということで居ていないような国王さんとも面会し、準同盟と相互友好条約を結んで内外に宣伝。

 これと同時にケンタウロス部隊に守ってもらいながら私とエルたんで各村々を回って防御魔法陣を描いて展開していきます。エルたんが魔法陣を描いて、私が展開する。もう一心同体だなあ……。ハルキ君はチート参謀としてすごい役立ってるし。ケンタウロス40機全員重武装に魔導猟銃もちをつぶすのは相当なパワーリソースが必要だしね。本当に仲間に恵まれてる。


 あ、いくらケンタウロスさんとはいえ重武装で動き回るのは相当に無理があるので、私が能力向上魔法や重量軽減魔法かけて長距離行軍ができるようにしてあります。補助魔法ならどんとこい!!


 だいたいこれが半月ほどかかったので、今は夏真っ盛りですね。

 オークは恐らく農作業をしているので部隊を動かせないと思うんだよねえ、オークの蛮族は高度文明化社会じゃないので、正規軍を持てないと思うんだ。今の時期から秋にかけては農作業で兵士を作れないはずだね。ってハルキ君がいってる。


 今のところ先手先手で動けています。次の一手をどうするかなんだよね。強襲をかけるか、防衛してから攻めあがるか。


 少し考える時間が必要です。

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