魔法学院・入学編

登場人物紹介

【転生・幼少期編】


◉エーベルハルト・カールハインツ・フォン・

 フレンスブルク・ファーレンハイト

 本作の主人公。平成末期〜令和初期あたりの日本に生き、そこで交通事故に遭って命を落とす。「もし生まれ変わったなら今度は報われる人生を送りたい」と願ったところ、何故か本当に異世界に生まれ変わって努力の報われる環境に恵まれた、ある種の現代版浄土信仰を体現している典型的な「な◯う系」主人公。

 誰でも一つは適性を持っているとされる属性魔法こそ使えないものの、無属性魔法に関してはトップクラスの実力の持ち主。こと戦闘において彼の右に出る者はそんなにいない。いずれ文字通り最強になる日も近いかもしれない。『白銀の彗星』の二つ名を持つ。


◉ヘンリエッテ・リリー・

 フォン・ベルンシュタイン

 本作のメインヒロイン。ただ、作者がメインと非メインで格差を作りたくなかったため、エーベルハルトに愛される度合いで言えば他のヒロインとそれほど変わりはしない。ただ、正妻ポジションは絶対に譲らない。

 幼少期に誘拐された経験から、エーベルハルトにただ守られるだけの存在でいたくないと考えるようになり、努力しまくった結果なんと超絶レア属性の時空間属性魔法(と、そこそこレアの氷属性魔法)に目覚めた。体力とか筋力とかは年齢相応の女の子程度のものしかないが、魔法を使わせたらめっちゃ強い。

 金髪碧眼で肌がとても白い。めっちゃ可愛い。エーベルハルトのことが好き。


◉メイル・アーレンダール

 メインではないにしろ、それと遜色ない活躍を見せるヒロインで、純血のドワーフ娘。父親である親方がドワーフ族の国からの移民のため、ヒューマン族と混血という訳ではない。この世界では人種の差はよくあるファンタジーほど大きくはないので、普通に身長も小柄なヒューマン族くらいはあるし、骨格にも大きな違いはない。強いて言えば男性は筋肉と髭がすごく、女性は胸がでかい。

 メイは、土属性の精霊であるノームに、ドワーフ達の中でも特に愛されている方であり、土属性魔法に規格外の適性を持っている。本人の性格的に戦闘にはあまり用いられないものの、やろうと思えば土魔法だけで上級冒険者になれるレベルでは才能があるようだ。尋常でない発明の才能と恐ろしいほどの優れた頭脳を持っているため、これまでにいくつもの発明を生み出してこの世界の文明を百年と少しほど進めてしまった。

 エーベルハルトが大好きで、無意識に彼に抱き着く癖がある。そのせいで彼を性的に目覚めさせてしまったのだが、本人は無自覚のようだ。(21)巨乳は罪深い。(21)の意味がわからない諸君はリトバ◯で検索だ。


◉カールハインツ・クラウス・

 フォン・ファーレンハイト

 エーベルハルトの父親で、現在の『北将』。『戦鬼』の二つ名を持つ。本編ではエーベルハルトの陰に隠れてしまっているが、なんだかんだでめっっっちゃ強い。修行編後の今となっては流石にエーベルハルトの方が強いが、それでも北将武神流の技の扱いや戦い方などの技巧面ではエーベルハルトよりもまだまだ先を行く。

 かつて皇国を危機に陥れた魔人を討伐したらしいが、詳しい情報はエーベルハルトもまだ知らない。


◉テレジア・サリー・フォン・

 フレンスブルク・ファーレンハイト

 『新緑の聖女』の二つ名を持つA+ランクの魔法士。生命属性という特殊な属性魔法を操る(光属性とは違う。血◯限界の『〜遁』みたいなやつだ)。ゆるふわほんわか天然マッマなのだが、こと魔法の指導となるとナチュラルにスパルタ教育を施してくるので気が抜けない。本人にはスパルタの自覚が無いあたり手に負えない。その背景として師匠であるマリーさんのスパルタ訓練が影響しているであろうことは想像に難くない。


◉アリサ

 エーベルハルトのハイトブルクにおける専属メイド。彼の才能を見出したおかげで使用人の中でも上級に位置する専属メイドの地位を手に入れた。

 管財課のアンソニーと結婚した。


◉アンソニー

 辺境伯家の広大な敷地と膨大な設備を維持・管理する管財課の若き俊英。エーベルハルトに荷車の位置を教えてくれた。その結果、アリサと結婚できたという何気にこの作中でもトップクラスに幸せ者。


◉親方

 メイルの父親。生粋のドワーフで、生まれも育ちもドワーフ族の国。娘のメイルほどではないが、親方も相当の技量を持った鍛治師。何故ドワーフの国から移民してきたのか理由は不明だが、本国でも充分食べていけるほどの実力派。加えてメイの才能を見抜き、うまく活用して工房を巨大企業に成長させる経営者としての手腕も持っている。

 彼の父親、つまりメイの祖父も、当時比較的鍛治師の少なかったファーレンハイト辺境伯領に目を付け、十数人のドワーフの部下を連れて鍛治屋町を立ち上げるなど、商才はどうやら父親譲りのようだ。


◉ラガルド・フォン・ベルンシュタイン

 リリーの父親にして、先代皇帝の血を引く公爵閣下。臣籍降下したため皇位継承権こそ持たないものの、海千山千の狸親父どもが蔓延はびこる魔窟たる貴族界で、大いにその存在感を示している大物フィクサー。魔法や武術の才能にこそ恵まれなかったものの、皇国最難関と名高い文理学院を卒業している聡明な人物。統治の腕も確かであり、人格者でもある。


◉ノエル

 エーベルハルトの二つ上の姉。よくエーベルハルトをいじめているが、別に悪い子という訳ではない。両親の魔法の才能は遺伝しなかったようだが、その代わりというべきか破茶滅茶に頭が良く、超絶難関校たる文理学院に首席合格し、しかも現在に至るまで常に首席を維持し続けているという、往年の若槻総理もびっくりのウルトラ才女である。その陰では涙ぐましい努力が見え隠れしている訳であるが、姉貴のプライド故かエーベルハルトにその姿を見せることはない。

 上から目線を保ちたかったからか、はたまた純粋な好意からかは不明だが、魔法学院(その前には特魔師団も)を受験するエーベルハルトに勉強を教えてあげていた。色々と弄っているエーベルハルトに嫌われていないことからも、なんだかんだで仲良くやっていることが窺える。



◉アルベール

 エーベルハルトの三つ下の弟。とても真面目で、偉大な父と憧れの兄のようになるべく、修行の日々を送っている。本編では特に描写されてはいないが、幼いながらかなり優秀な成績を残しているようだ。


◉ロゼッタ

 エーベルハルトの五つ下の妹。とても頑張り屋さんで、お勉強にピアノ(に酷似した鍵盤楽器)にお作法にと、日々貴族の令嬢としての教養を身につけるべく励んでいる。素直でお兄ちゃんっ子のとても良い子。


◉ジークハルト&シャルロット

 エーベルハルトの10こ下の双子の兄妹。まだ舌ったらずの幼子だが、元気にすくすくと育っている。将来が楽しみだ。


◉串焼屋のおっちゃん

 異国風スパイスの味付けが売りの露店を営んでいた中年のおっちゃん。エーベルハルトがガールフレンドを連れているのを見て、たまに串焼きをオマケしてくれる。ひたむきに商売していた努力が実り、現在はなかなかの好立地に自分の店を構えている。


◉ベルンシュタイン公爵家 護衛隊長の騎士

 公爵家の護衛隊長を任されるだけあってかなり強いが、それでもフェリックスには敵わなかった。リリーの誘拐を防げなかったことを悔いており、あれからさらに訓練を厳しくしているらしい。忠誠心も強く、ラガルド公爵からの信も厚いようだ。


◉フェリックス

 『風斬かざきり』の二つ名を持つ、ネームドの剣士。倫理観が欠如しており、ひたすら己の快楽のためだけに剣を振るう。A+ランクと皇国でもトップクラスの実力を有しており、悪徳商人の用心棒をしていたが、リリーの誘拐に携わってしまったため、接戦の末エーベルハルトに倒された。意識を取り戻した際に己がもう二度と剣を振れない身体であることを悟り、舌を噛んで自害した。槍遣いではない。


◉悪徳商人

 胡散くさい出で立ちの商人。それなりに大規模な商会の経営をしていたようだが、それは裏で行なっていた違法奴隷の取引の隠れ蓑でしかなかったことが判明した。フェリックス共々捕らえられて処刑された。


◉菅原一樹

 天才肌ではあるが、性格があまりよろしくない。それを表に出さず、口八丁手八丁に八方美人と世渡りが上手いため、周囲からは文武両道で性格も良い完璧超人だと思われている。主人公が鬱屈した学生生活を送っていたのと対照的に、華やかで苦労を知らない順風満帆な嘗めプ人生を送っており、最近あまり私生活で満たされていない作者も書いていて絶望しそうになった。要するにヘイト役。


◉クラスメイトの女子生徒

 菅原の現在の彼女。主人公に仕事を押し付けて菅原と不純異性交遊していた。作者は絶b(略)。




【少年期・特魔師団編】

【魔の森・修行編】

【魔法学院編】


 に関しては順次更新していく予定です。流石に読み返して書くの面倒です……。

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